中国商務部は1月2日に公告を発表し、「輸出管理法」「両用品目輸出管理条例」などに基づき、28社の米国企業を「輸出管理コントロールリスト」に掲載し、これらの企業に対して、両用品目を輸出することを禁止し、現在実施している関連する輸出行為についても、直ちに停止するよう求めた。

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コネ姉さん:
中国が米国の28社を「輸出管理コントロールリスト」に追加したのね。特に、ガリウムやゲルマニウムといった重要な素材や両用品目の輸出を禁止している点が目立つわ。これ、米中間のテクノロジー覇権争いがさらに激化している証拠ね。
セカくん:
えっ、ガリウムとかゲルマニウムって何か特別な素材なんすか?どうしてこんなに重要視されてるんすかね?
コネ姉さん:
それはね、ガリウムやゲルマニウムは半導体や先端技術製品、特に5G通信や軍事用途に欠かせない素材なの。中国はこれらの素材の世界的な供給元だから、輸出管理を通じて戦略的なカードとして使っているのよ。
ボス:
ふむ…つまり、これらの素材を制限することで、アメリカや他国に圧力をかける狙いがあるというわけだな。それにしても「両用品目」という言葉が気になるが、どういうものなんだ?
コネ姉さん:
「両用品目」は、民生用と軍事用の両方で使われる物品や技術のことよ。例えば、ドローンやAI技術もそうね。今回の輸出禁止は、安全保障や国家利益を守るためと説明されているわ。
セカくん:
あ、なるほど!だからロッキード・マーティンとか、武器関連企業がターゲットになってるんすね。でも、このリスト入りした企業は何をすればリストから外れるんすか?
コネ姉さん:
それが簡単には外れないのよ。輸出管理法の第18条では、国の安全や利益を損なう恐れがあると判断されるとリスト入りする仕組みになっているの。リストから外れるには、中国が納得する形でリスクが取り除かれる必要があるわね。
ボス:
しかし、これだけ厳しい措置を取ると、中国側にもリスクがあるんじゃないか?例えば、自国産業にも影響が出る可能性があるだろう。
コネ姉さん:
確かに輸出を制限することで、短期的には中国企業にも影響が出る可能性があるわ。ただ、こうした措置は長期的な戦略として、中国がテクノロジー分野で主導権を握るための動きと言えるわね。
セカくん:
でも、アメリカも対抗措置を取ってくるんじゃないすか?例えば、さらに中国企業を締め出したりとか…。これ、貿易戦争がもっと激化する感じっすよね。
コネ姉さん:
その可能性は高いわね。実際に、アメリカは中国の半導体企業やハイテク関連企業に対しても厳しい制裁を加えているわ。この相互の制裁が続くと、サプライチェーン全体に影響が及ぶ恐れがあるわ。
ボス:
ふむ…それにしても、こうした制裁合戦が続くと、他の国や企業も巻き込まれるんじゃないか?日本企業への影響も心配だな。
コネ姉さん:
その点は注意が必要ね。特に日本企業は中国やアメリカの両方と深く関わっているから、どちらか一方に偏るリスクがあるわ。でも逆に、中立的な立場を活かして、新しいビジネスチャンスを見つけることも可能よ。
セカくん:
うーん、なんか難しい話っすけど、日本はどうすればいいんすかね?この米中の間で賢く立ち回れる方法ってあるんすか?
コネ姉さん:
日本は、技術力や信頼性を強みに、米中どちらとも対等な関係を維持しつつ、多様な市場に目を向けるべきね。例えば、東南アジアやヨーロッパなど、他の地域との連携を強化するのも一つの手よ。
ボス:
なるほどな…結局、どちらかに偏らず、多角的な戦略を取るのが重要というわけだ。まあ、日本もこれを機にもっと自立した技術開発を進めるべきだな。
コネ姉さん:
その通りね!この状況は日本にとってもチャンスでもあるわ。米中の間で揺れ動く世界の中で、独自の立ち位置を確立していく必要があるわね。