ジェトロは12月5日、「2024年度 海外進出日系企業実態調査(ロシア編)」の結果を発表した。2024年の営業利益見込みについて、「赤字」と回答した企業は前年比7.3ポイント減の47.5%で、2022年以降3年連続で「赤字」を見込む企業の割合が最大となった。

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コネ姉さん:今回の調査結果、ロシアでの営業利益見込みが「赤字」と回答した企業が約半数だったわね。ウクライナ情勢や制裁の影響で、事業環境が非常に厳しいわ。
セカくん:赤字の企業が減ったのはちょっとだけ希望があるっすか?でも黒字が30.5%って低すぎないっすか?
コネ姉さん:確かに、黒字はほぼ横ばいで、依然として厳しい状況よ。特に、輸出や現地販売体制の縮小が利益悪化の原因とされているわ。
ボス:ふむ…事業継続の意欲がある企業はどのくらいなんだ?
コネ姉さん:全体の34%が「情勢が悪化しても残留希望」、42%が「撤退計画はないが様子見」と答えているわ。情勢が変われば、再投資や拡大の可能性もゼロではないわね。
セカくん:中国企業の存在感が増してるって書いてあったっすよね。日系企業としてはこれも課題じゃないっすか?
コネ姉さん:そうね。最大の競争相手として地場企業がトップだけど、中国企業が急成長しているのが目立つわ。特に、2019年度の調査では4.9%だった中国企業が、今回は30.8%まで上昇しているの。
ボス:となると、日本企業としてもロシア市場での戦略を見直す必要があるかもしれん。第三国へのシフトも選択肢だな。
セカくん:「第三国への移転や撤退」を選んだ企業が13.8%っていうのは多いっすか?少ないっすか?
コネ姉さん:横ばいではあるけど、これは過去最高水準よ。情勢が安定するまでは、新たな投資も慎重になるわね。
ボス:西側の制裁の影響も大きいのだろうな。その影響をどう乗り越えるかが鍵になりそうだ。
コネ姉さん:そうね。現地市場での売上減少や、ロシアビジネスのプライオリティ低下が主な影響だもの。状況に応じた柔軟な戦略が求められるわね。
セカくん:
日系企業にとってはかなり厳しい時期だけど、再び市場に戻れる日が来るといいっすね!