ジェトロ、国際協力機構(JICA)、国連開発計画(UNDP)、国連工業開発機関(UNIDO)の4機関は11月21日、「アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)セミナー」をオンライン開催した。AfCFTAの最新の取り組み状況と今後の展望などが議論された。
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コネ姉さん: ジェトロやJICAが主催した「アフリカ大陸自由貿易圏(AfCFTA)セミナー」では、アフリカ域内の貿易や工業化の可能性が議論されたわ。これはアフリカの未来を左右する重要な動きね。
セカくん: AfCFTAって、どんな特徴があるんですか?名前からしてすごそうですけど…。
コネ姉さん: 簡単に言えば、アフリカ全体で物品の関税を撤廃し、サービスや投資も自由化するFTAね。知的財産や競争政策も含まれていて、域内貿易を増やして工業化を進めるのが目的よ。
ボス: ふむ…関税が撤廃されれば市場は広がるだろうが、具体的にどんな産業が恩恵を受けるんだ?
コネ姉さん: セミナーでは、自動車や医薬品、食品加工、包装機械などが注目されていたわ。特に医薬品は90%以上を域外に依存しているから、現地生産の可能性が大きいの。
セカくん: 現地生産が進めば雇用も増えそうですね!でも、課題もあるんじゃないですか?
コネ姉さん: その通りね。たとえば物流の遅延や港の混乱が挙げられていたわ。タンザニアの企業は輸出品が到着するのに3カ月もかかったことがあるそうよ。
ボス: それは大問題だな。インフラ整備が必要だが、どこまで進んでいるのか?
コネ姉さん: 関税撤廃のスケジュールも含めて、加盟国間の同意形成が難航しているの。特に開発途上国や後発開発途上国が混在するから、調整に時間がかかっているわ。
セカくん: でも、そういう課題を乗り越えたら、アフリカはどう変わるんでしょう?
コネ姉さん: AfCFTAはアジェンダ2063の柱で、アフリカ全体を一つの市場として成長させるビジョンよ。これが実現すれば、世界中の投資が流れ込む可能性があるわ。
ボス: なるほど。日本企業としては、この機会をどう活かせばいい?
コネ姉さん: JICAが貿易円滑化や産業化の支援を進めているし、ジェトロの調査でも日系企業の56%がAfCFTAの利用を検討しているわ。現地のニーズに応じた製品や技術で市場に参入するのがカギね。
セカくん: 未来のアフリカ市場に期待が高まりますね!日本企業も積極的に関わっていきたいですね!