第3四半期のGDP成長率は前年同期比2.3%、好調な輸出と政府消費が成長に寄与

第3四半期のGDP成長率は前年同期比2.3%、好調な輸出と政府消費が成長に寄与

チリ中央銀行は11月18日、2024年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率が前年同期比2.3%だったと発表した。2024年の前年同期比の実質GDP成長率は、第1四半期(1~3月)の2.5%から、第2四半期(4~6月)は1.6%に鈍化したが、第3四半期で再び2%台に上昇した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん
チリの2024年第3四半期の実質GDP成長率が前年同期比2.3%だったわ。第2四半期の1.6%から回復しているわね。

セカくん
2%台に戻ったのはいい兆候ですね!何が成長を後押ししたんですか?

コネ姉さん
主に輸出の増加と、政府消費の拡大が寄与しているわ。特に銅や炭酸リチウムの輸出が伸びたことが大きいわね。観光や輸送サービスの増加も影響しているわ。

ボス
ふむ、内需の動きはどうだ?建設活動の減少があるようだが。

コネ姉さん
内需は0.5%増で、民間消費と政府消費が支えた形ね。建設活動の減少で総固定資本形成はマイナス成長が続いているけど、設備投資はプラスに転じているわ。

セカくん
輸出で注目されているのは銅と炭酸リチウムですね。これってチリ経済にどれくらい重要なんですか?

コネ姉さん
非常に重要よ。チリは銅の世界最大の生産国で、炭酸リチウムも電気自動車用バッテリーに欠かせない素材。世界需要の増加がチリ経済にプラスに働いているわ。

ボス
一方で農林業は落ち込んでいるようだが、原因は何だ?

コネ姉さん
農林業は前年同期比マイナス8.5%ね。生鮮野菜の生産量減少や、松の丸太の需要減が原因よ。これは気候や外需の影響が絡んでいるわね。

セカくん
サービス業の成長も気になります!教育と医療が伸びたのは何か特別な理由があるんですか?

コネ姉さん
教育では冬季休暇の日程変更で授業日が増えたこと、医療では支出が増えたことが影響しているわ。個人サービス全体で7.1%も伸びているのは目立つわね。

ボス
輸出入では輸入も増えているようだが、具体的にはどんな品目が多いのだ?

コネ姉さん
輸入は原油、衣料品、食品が主な品目よ。消費の回復も反映しているわね。

セカくん
中銀の通年成長率予想は2.25~2.75%ってありましたよね。このまま順調にいきそうですか?

コネ姉さん
第3四半期の回復は良い兆候だけど、建設の低迷や農林業の減少が懸念材料ね。成長率が予測範囲内に収まるかは、第4四半期の動向次第ね。

ボス
ふむ、チリ経済は鉱業などの強みがある一方で、内需や特定産業の課題も抱えているな。今後の動きを注意深く見守るべきだな。

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