ASEAN事務局と国連貿易開発会議(UNCTAD)は10月9日、「ASEAN投資報告書(AIR)2024年版」を発表した(注)。2023年の外国企業による対内直接投資(FDI)は、世界全体で前年比1.8%減(約1兆3,320億ドル)と低調な中、ASEANでは0.3%増(約2,300億ドル)とプラスを維持し過去最高額を記録した。世界のFDIにおけるASEANのシェアは17%に上る。


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コネ姉さん:ASEANの2023年のFDIは、世界的な減少傾向の中で0.3%の増加を記録したそうね!特に米国と中国からの投資が大きく伸びたのが特徴だわね。
セカくん:すごいっすね!米国からの投資が前年比で2倍以上になって740億ドルに達したってことは、ASEANはかなり魅力的な市場ってことですよね!
ボス:ふむ…ASEANの成長は分かるが、なぜ日本のFDIが4割も減少しているんだろうな。日本企業に何か課題でもあるのか?
コネ姉さん:日本の投資減少の背景には、製造拠点の多様化やコスト削減の動きがあるわ。逆に、中国の製造業は米中摩擦を受けて、ASEANでの投資を3倍にまで拡大しているのが特徴ね。
セカくん:中国企業がASEANでのサプライチェーン構築を加速しているってことっすか!特にEVや半導体分野での投資が活発なんですね。
ボス:しかし、これだけASEANに投資が集まると、地政学的なリスクも考えないとな。リスク分散というが、具体的にはどうするんだろう?
コネ姉さん:カオ・キムホンASEAN事務総長も、地政学リスクの軽減策としてサプライチェーンの多元化が必要だと言っているわ。これが投資フローの修正や強靭性につながるのね。
セカくん:なるほど、だからASEANは2024年以降も年間3000億ドル以上のFDIを予測しているんですね!成長の見込みが明るいっす。
ボス:長期的に見れば、ASEANは投資先として安定しているかもしれんが、日本企業ももっと積極的な戦略を考える必要がありそうだな。
コネ姉さん:そうね。特にグリーンフィールド投資が活発化している情報通信やEV分野に注目するのは一つの手かもしれないわ。
セカくん:データセンターや半導体関連の拡大もASEANの強みっすね。日本企業もこの分野での連携を深めるチャンスがありそう!
ボス:うむ、ASEANはまだまだ成長の余地があるということか。日本のビジネス界も、慎重に見極めながら積極的に攻めるべきというわけだな。
コネ姉さん:その通りね。今後の投資動向を注視しつつ、より柔軟な戦略を持って取り組むことが大切だわ。