第2四半期のGDP成長率は5.9%に加速、1年半ぶり高水準

第2四半期のGDP成長率は5.9%に加速、1年半ぶり高水準

マレーシア中央銀行と統計局は8月16日、2024年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率が前年同期比5.9%だったと発表した。統計局が7月19日に発表した同期GDP推計(速報値)の5.8%を上回り、新型コロナ禍からの反動がみられた2022年第4四半期(7.4%)以来、6期ぶりの高水準だった。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん: マレーシアの第2四半期のGDP成長率が5.9%に加速したんですね!前年同期比で見てもかなり高水準だし、個人消費や民間投資の活発化、輸出の回復が要因みたいっす。これ、特にどの分野が成長を牽引してるんですか?

コネ姉さん: そうね、特にサービス業と製造業が成長を牽引しているわ。サービス業はGDPの6割弱を占めていて、小売りや金融の好調が目立っているの。そして、製造業も輸出の回復が追い風となり、4.7%の成長を記録したわ。特に電子部品や通信機器、家電といった分野が5期ぶりにプラスに転じているのがポイントね。

ボス: ふむ、パーム油や製造業だけでなく、建設業も好調だったと聞いたが、これは国内の需要が増えているということなのか?

セカくん: そうっすね!内需が全体的に6.9%増加していて、特に個人消費が6.0%の伸びを見せているっす。労働市場が好調で、家計支出が増えているのが影響しているみたいっすね。さらに、民間投資も12.0%増で、事業の進展や企業の生産能力拡大が進んでいるみたいです。

コネ姉さん: そうね。特に民間投資が6期ぶりに10%を超えたことが重要よ。この活発な投資活動が、国内の経済成長をさらに加速させているわね。ただし、政府消費と公共投資は少し鈍化しているから、その点も注意が必要ね。

ボス: なるほど、国内の消費や投資が活発なのは良い兆候だが、外部のリスクもあるだろう。外需が下振れしたり、地政学的な緊張が高まったりすれば、成長に影響が出る可能性もあるな。

セカくん: そうっすね。中銀の総裁もそのリスクについて指摘していて、2024年通年の成長率は4.0~5.0%の上限に近くなると予測しているっす。でも、強い外需と内需が続けば、引き続き良い結果が期待できるってことっすね!

コネ姉さん: そうね。総合インフレ率も何事もなければ3%を超えないと予測されているから、安定した経済環境が続くことが期待されるわ。ただ、政府が補助金を廃止した影響についても見守る必要があるわね。

ボス: ふむ、インフレが安定していることは重要だな。補助金の廃止が物価に与える影響が限定的なら、このままの成長が続くかもしれん。マレーシアの経済は、これからも注目だな。

セカくん: そうっすね!このままのペースで成長を続けられれば、マレーシアはさらに強い経済基盤を築けるはずっす。これからの動向にも期待っす!

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