オーストラリア統計局(ABS)は8月15日、2024年7月の雇用統計を発表し、失業率(季節調整済み)が4.2%だったと明らかにした。失業者数の伸び率が就業者数の伸び率を上回り、失業率は前月から0.1ポイント上昇した。就業者数は前月比で5万8,200人増加し(0.4%増)、1,446万9,600人となった。一方、失業者数は2万3,900人増え(3.9%増)、63万7,100人だった。前年同月比でみると、就業者数は45万5,400人増加(3.2%増)し、失業者数も9万4,900人増加(17.5%増)した。
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コネ姉さん: オーストラリアの7月の失業率が4.2%に上昇したというニュースがあったわ。前月から0.1ポイントの上昇だけど、同時に労働参加率が過去最高の67.1%に達したのが注目ポイントね。
セカくん: 失業率が上がっても、労働参加率が最高ってことは、仕事を探してる人が増えているってことっすか?どういう状況なんすかね?
コネ姉さん: そうね、就業者数は5万8,200人増えたけど、失業者数も2万3,900人増えたわ。つまり、雇用市場が活発で、多くの人が働こうとしている反面、まだ仕事を見つけられていない人もいる状況よ。
ボス: ふむ…失業率が州ごとに違うのはどうしてだ?特にクイーンズランド州やタスマニア州で上がっているようだが。
コネ姉さん: それは地域によって産業構造や景気に違いがあるからね。クイーンズランド州やタスマニア州は他の州と比べて経済的に不安定な要素があるのかもしれないわ。一方で、西オーストラリア州などは失業率が3.7%で変わらず、比較的安定しているの。
セカくん: なるほど、産業の違いが影響しているんすね。でも、雇用が増えてるなら、経済もいい方向に向かってるってことっすか?
コネ姉さん: そう言えるわね。ABSも「労働市場は逼迫している」と述べているわ。つまり、雇用の需要は高く、失業率もまだ歴史的に低い水準よ。コロナ禍前の20年間の雇用増加率を上回っていることも、好調の証ね。
ボス: ふむ…とはいえ、失業者が増えているという事実も見逃せん。これは慎重に見守る必要がありそうだな。