米インテル、コスト削減に向け1万5,000人以上の人員削減や事業見直しを発表

米インテル、コスト削減に向け1万5,000人以上の人員削減や事業見直しを発表

米国の半導体大手インテルのパット・ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は8月1日の2024年第2四半期(4~6月)決算発表で、100億ドルのコスト削減計画の一環として、全従業員の15%以上に当たる1万5,000人以上の人員削減を発表した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん: インテルが1万5,000人以上の人員削減を発表したんですね!これってどういうこと?

コネ姉さん: そうですわ。インテルのパット・ゲルシンガーCEOは、第2四半期の決算発表で、100億ドルのコスト削減計画の一環として全従業員の15%以上に当たる1万5,000人以上の人員削減を発表しました。

ボス: ふむ、どうしてそんな大規模な削減をするんだ?

コネ姉さん: インテルの売上高は2020年比で2023年には240億ドル減少しているにもかかわらず、従業員数は10%増加していました。このため、高コストと利益率の低さを解消するためにコスト構造を抜本的に見直す必要があると判断したのです。

セカくん: これってどういうこと?他にはどんな対策が取られるんですか?

コネ姉さん: インテルは人員削減のほかに、業務運営コストの削減、部署や役職の統廃合、不採算製品の特定と事業ポートフォリオの簡素化、資本支出の削減、2024年第4四半期以降の配当停止などを発表しています。

ボス: 競合他社との比較はどうなんだ?

コネ姉さん: インテルのデータセンター向けAI半導体の売り上げは前年同期比で3%減少しました。一方、エヌビディアのデータセンター部門の売り上げは前年同期比で5.3倍、AMDのデータセンター部門の売り上げは前年同期比で2.2倍と、競合他社は大きく成長しています。

セカくん: どうしてインテルはこの恩恵を受けていないんですか?

コネ姉さん: インテルは生成人工知能(AI)などの隆盛のトレンドに期待ほどの恩恵を受けていません。高コスト構造と利益率の低さが影響しているため、今回の抜本的なコスト削減策が必要となりました。

ボス: IDM2.0戦略には変更はないんだな?

コネ姉さん: そうですわ。インテルはIDM2.0戦略を維持し、イノベーションと成長に向けた重要な投資は続けるとしています。大規模な製造に対応できるグローバルな社内工場ネットワークの構築やサードパーティーファウンドリーの活用拡大などを目指しています。

セカくん: 今後のインテルの動向に注目ですね!どんな変化が起きるのか、わくわくするっす!

コネ姉さん: その通りですわ。インテルの今後の戦略と市場での競争力に注目しながら、動向を見守りましょう。

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