米国商務省は7月26日、6月の個人消費支出(PCE)を公表した。インフレ率がわずかに低下するとともに、雇用者報酬の伸びは縮小し、貯蓄率は低位にとどまるなど、今後のインフレ圧力の低下を示唆する内容も含まれている。
所得関連では、個人所得が名目ベースで前月比0.2%増(前月0.4%増)と市場予測の0.4%増を下回った。
所得関連では、個人所得が名目ベースで前月比0.2%増(前月0.4%増)と市場予測の0.4%増を下回った。
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セカくん
すごい!具体的にどんなデータが出たんですか?
コネ姉さん
個人所得は名目ベースで前月比0.2%増で、市場予測の0.4%増を下回りましたの。雇用者報酬は0.3%増で前月の0.6%増から低下していますわ。可処分所得も名目ベースで0.2%増、実質ベースで0.1%増にとどまりましたの。
ボス
ふむ、消費支出はどうなんだ?
コネ姉さん
名目個人消費支出は前月比0.3%増でしたの。財部門ではレクリエーショングッズや家具、食品が増加に寄与しましたが、自動車やガソリンは減少しましたわ。サービス部門では住居や金融・保険が増加に寄与しましたの。
セカくん
貯蓄率も気になりますね。どうなっているんですか?
コネ姉さん
貯蓄率は3.4%と低い水準ですの。貯蓄は5カ月連続でマイナスとなり、家計の余力が乏しい様子が浮き彫りになっていますわ。
ボス
物価関連のデータはどうなんだ?
コネ姉さん
PCEデフレーターは前年同月比2.5%増で前月の2.6%増からわずかに低下しましたの。食料・エネルギーを除くコア指数は前年同月比2.6%増で、こちらは前月と同じ伸びでしたわ。住居費や金融・保険が引き続き押し上げ要因となっていますの。
セカくん
FRBの利下げの見通しについても教えてください!
コネ姉さん
FRBのクリストファー・ウォラー理事は「政策金利の引き下げが正当化される時期に近づいている」と述べていますわ。シカゴマーカンタイル取引所の調査では、9月のFOMCまでに1回以上の利下げを想定する者が100%になっていますの。
ボス
ふむ、これで市場の期待も高まっているわけだな。
セカくん
そうですね!これからの経済動向をしっかりと注視していきたいです。
コネ姉さん
ええ、その通りですわ。米国経済の今後の動きに注目していきましょう。