シンガポール貿易産業省(MTI)は7月9日、ラオスとカーボンクレジット(炭素クレジット)に関する協力に向けた覚書(MOU)に署名したと発表した。両国は本MOUに基づき、パリ協定第6条に基づく炭素クレジットに関して協力する。協力の範囲には、炭素クレジットの国際移転に関する2国間枠組みを定め、法的拘束力のある実施協定締結に向けた取り組みの推進が含まれる。


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セカくん: 「シンガポールがラオスとカーボンクレジットに関する協力の覚書(MOU)に署名したんですね。これはどんな内容ですか?」
コネ姉さん: 「そうよ。シンガポール貿易産業省(MTI)は7月9日、ラオスとカーボンクレジットに関する協力に向けた覚書に署名したの。これに基づいて、パリ協定第6条に基づく炭素クレジットの国際移転に関する二国間枠組みを定め、法的拘束力のある実施協定の締結に向けた取り組みを進める予定なの。」
ボス: 「ふむ…具体的にはどういう協力をするんだ?」
コネ姉さん: 「協力の範囲には、炭素クレジットの国際移転に関する枠組みを定めることが含まれているわ。シンガポールでは、炭素税の課税対象企業が排出量の一部を国際炭素クレジット(ICC)で相殺できるようになっているの。これに基づいて、実施協定に基づくプロジェクトから創出されたICCを相殺対象とすることができるの。」
セカくん: 「他の国とも同じような協定を結んでいるんですか?」
コネ姉さん: 「そうよ。シンガポール政府はこれまでに、パプアニューギニアとガーナとの間で実施協定に署名しているわ。また、ブータン、パラグアイ、ベトナムとの間では実施協定交渉が実質的に妥結しているの。さらに、カンボジア、チリ、コロンビア、コスタリカなどともMOUに署名していて、実施協定締結に向けた取り組みを進めているわ。」
ボス: 「なるほど、シンガポールは多くの国と炭素クレジットに関する協力を進めているんだな。」
セカくん: 「これがシンガポールの環境政策にどう影響するか、興味深いですね。」