1~6月の自動車販売台数、前年同期比6.1%増、新エネルギー車と輸出が牽引

1~6月の自動車販売台数、前年同期比6.1%増、新エネルギー車と輸出が牽引

中国自動車工業協会(CAAM)は7月10日、2024年上半期(1~6月)の自動車販売台数は前年同期比6.1%増の1,404万7,000台だったと発表した。国内の需要不足などの影響もあり、伸び率は1~5月(8.3%増)から2.2ポイント低下した。販売台数のうち、国内販売は前年同期比1.4%増の1,125万5,000台。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん: 「中国自動車工業協会(CAAM)が2024年上半期の自動車販売台数を発表したんですね。どれくらいの台数だったんですか?」

コネ姉さん: 「2024年上半期の自動車販売台数は前年同期比6.1%増の1,404万7,000台だったわ。ただ、伸び率は1~5月の8.3%から2.2ポイント低下しているの。」

ボス: 「ふむ…国内販売と輸出の内訳はどうなっているんだ?」

コネ姉さん: 「国内販売は前年同期比1.4%増の1,125万5,000台、輸出は30.5%増の279万3,000台だったわ。輸出が全体の販売台数の伸びを牽引しているの。」

セカくん: 「販売台数の形態別の内訳も教えてください。」

コネ姉さん: 「乗用車が1,197万9,000台で前年同期比6.3%増、商用車が206万8,000台で4.9%増だったわ。新エネルギー車(NEV)は494万4,000台で、32.0%増と大幅に増加しているの。」

ボス: 「NEVの内訳はどうなんだ?」

コネ姉さん: 「NEVの内訳は、電気自動車(EV)が301万9,000台で11.6%増、プラグインハイブリッド車(PHV)が192万2,000台で85.2%増、燃料電池車(FCV)が3,000台で7.1%増となっているわ。自動車販売台数全体に占めるNEVの割合は35.2%に達しているの。」

セカくん: 「中国メーカーのシェアはどうなっているんですか?」

コネ姉さん: 「上半期の乗用車販売台数に占める中国メーカーのシェアは61.9%で、NEVシフトを追い風に前年同期から8.8ポイント上昇しているわ。その他のシェアは、ドイツ系が16.0%、日系が12.0%、米国系が7.1%、韓国系が1.3%よ。」

ボス: 「6月単月の販売台数はどうなんだ?」

コネ姉さん: 「6月単月の自動車販売台数は前年同月比2.7%減と、2月以来4カ月ぶりに前年同月割れとなったの。」

セカくん: 「今後の展望はどうなっていますか?」

コネ姉さん: 「CAAMは2024年通年で業界全体として緩やかな成長を見込んでいるわ。自動車の買い替え促進策やNEVの農村地域での普及活動、メーカーの新車種の大量投入が市場の消費潜在力を引き出すと期待しているの。」

ボス: 「ただ、国内の消費者心理の弱さや、保護貿易主義、企業間競争の激化などの厳しい状況も続いているわけだな。」

コネ姉さん: 「その通りね。成長は期待できるものの、課題も多いことを指摘しているわ。」

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