米共和党が政策綱領発表、中国との恒常的正常貿易関係の撤回など表明

米共和党が政策綱領発表、中国との恒常的正常貿易関係の撤回など表明

米国共和党のドナルド・トランプ前大統領の選挙陣営は7月8日、同党の2024年の政策綱領が党全国委員会で承認されたと発表した。厳しい国境措置や減税、中国との恒久的正常貿易関係(PNTR)の撤回など、これまでトランプ氏が公言していた内容を反映した。 今回承認された綱領の草案の一部は、トランプ氏自身が執筆したとされている。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん
ドナルド・トランプ前大統領の選挙陣営が、2024年の政策綱領を発表したわ。この綱領はトランプ氏自身が執筆に関わったもので、厳しい国境措置や減税、中国との貿易関係の見直しなど、彼がこれまでに公言していた内容が反映されているの。

セカくん
すごい!具体的にはどんな内容が含まれているんですか?

コネ姉さん
主な内容として、「国境を封鎖し、移民の侵入を阻止する」「米国史上最大の強制送還作戦を実行する」「インフレを終わらせ、手頃な価格を取り戻す」「米国を世界有数のエネルギー生産国にする」「アウトソーシングをやめ、米国を製造大国にする」「EVの義務化を中止し、高コストで負担の大きい規制を削減する」など、20の約束が挙げられているわ。

ボス
ふむ…これはトランプ氏のビジョンがはっきりと反映されているな。他に注目すべき項目はあるのか?

コネ姉さん
はい、特に貿易政策では「不公正貿易から米国の労働者と農民を守る」ために、全世界からの輸入に一律10%の関税を課す「ベースライン関税」や、「トランプ互恵通商法」の成立を支持しているわ。また、中国に対しては「最恵国待遇を撤回し、必需品の輸入を段階的に停止する」ことで戦略的独立を訴えているの。

セカくん
これってどういうこと?具体的にどんな影響が考えられるんですか?

コネ姉さん
例えば、関税収入を上げることで米国内の税負担を軽減し、中国製品の依存を減らすことで国内産業を強化しようとしているの。また、バイデン政権が導入したEVの購入義務や規制の撤廃を目指すことで、自動車産業を再び活性化させる狙いもあるわ。

ボス
なるほど…国内産業の強化や貿易の再構築に重点を置いているわけだ。大統領選挙の争点となっている他の問題についてはどうなんだ?

コネ姉さん
人工妊娠中絶については、「遅い時期の中絶に反対する」と述べるにとどまっているわ。ただし、妊婦検診や避妊具へのアクセス、不妊治療(IVF)を推進する母親と政策を支援するとしているの。これも選挙の争点になるかもしれないわね。

セカくん
わくわくする!次にどんなステップがあるんですか?

コネ姉さん
7月15~18日にウィスコンシン州ミルウォーキーで開催される共和党全国大会で、トランプ氏が正式に大統領候補として指名され、副大統領候補も決定される予定よ。これからの動向がますます注目されるわね。

ボス
まあ、仕方ないな。これからの選挙戦でどのように政策が具体化されていくのか、しっかり見守っていこう。

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