インドネシア中央統計庁(BPS)が7月1日に発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.51%上昇した。前月比ではマイナス0.08%だった。前年同月比上昇率は3カ月連続で低下し、中央銀行が設定した2024年のインフレ目標圏内(1.5%~3.5%)に収まった。
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コネ姉さん
インドネシア中央統計庁(BPS)が発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.51%上昇したの。これで3カ月連続で上昇率が低下し、中央銀行のインフレ目標範囲内(1.5%~3.5%)に収まったわね。前月比ではマイナス0.08%だったけど、これも価格変動が大きい食品やエネルギーを除いたコアインフレ率は1.90%だったの。
セカくん
すごい!具体的にはどんな品目の物価が上がったんですか?
コネ姉さん
前年同月比で見ると、主要11品目のうち10品目で物価が上昇しているわ。特に上昇率が高かったのはパーソナルケア・その他サービスで5.24%、次に食品・飲料・たばこが4.95%、そしてレストランが2.31%だったわ。唯一CPIが下落したのは情報・通信・金融サービスでマイナス0.18%ね。
ボス
ふむ…地域別ではどうなんだ?どこで一番上昇しているんだ?
コネ姉さん
地域別では、調査対象となっている150都市すべてで物価が上昇しているの。最も上昇率が高かったのは北スラウェシ州南ミナハサ県で7.86%、逆に最も低かったのは東ヌサ・トゥンガラ州の中南部ティモール県で0.02%だったわ。
セカくん
わくわくする!前月比ではどんな変動がありましたか?
コネ姉さん
前月比では、主要11品目のうち9品目で物価が上昇しているの。最も上昇率が高かったのはパーソナルケア・その他サービスで0.27%の微増だったわ。一方、食品・飲料・たばこはマイナス0.49%、情報・通信・金融サービスはマイナス0.02%と下落しているの。
ボス
なるほど…食品のインフレ率低下の原因は何なんだ?
コネ姉さん
中銀によると、食料品のインフレ率低下は収穫期の供給量増加と飼料価格の低下が影響しているの。特にエシャロット、トマト、鶏肉の価格が下がったことが大きいわね。
セカくん
これってどういうこと?将来的な見通しはどうなんですか?
コネ姉さん
中銀は、2024年と2025年のCPI上昇率もインフレ目標範囲内(1.5%~3.5%)で推移すると確信しているわ。食料品の供給状況や価格動向が安定しているから、引き続き目標範囲内での推移が期待されるの。
ボス
まあ、仕方ないな。これからもインフレの動向を注視して、適切に対応していくことが大切だな。