米国のドナルド・トランプ前大統領の選挙陣営は7月8日、共和党の2024年の政策綱領が党全国委員会で承認されたと発表し、綱領ではインフレ対策や減税を中心に、経済政策についても触れている。
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コネ姉さん
ドナルド・トランプ前大統領の選挙陣営が、2024年の共和党の政策綱領を発表したの。特にインフレ対策や減税、経済政策についての具体的な取り組みが示されているわ。トランプ氏は「この40年で最悪のインフレ」と現状を総括し、エネルギー価格の引き下げや連邦支出の削減、規制緩和によるコスト削減を進めるとしているの。
セカくん
すごい!具体的にはどんな対策を考えているんですか?
コネ姉さん
インフレ対策としては、以下の取り組みが挙げられているわ:
石油・天然ガスの採掘を進め、エネルギー生産に係る規制を撤廃する。
無駄な連邦支出を削減する。
規制緩和によって1世帯当たり1万1,000ドルの諸コストを削減する。
不法移民を阻止し、住宅費や教育費、医療費を削減する。
力による平和を実現し、地政学的リスクを低減し商品価格を引き下げる。
ボス
ふむ…それで生活に密接に関連するコスト削減についても触れているのか?
コネ姉さん
はい、特に住宅価格については、以下の施策を挙げているわ:
インフレ低下を通じた住宅金利の引き下げ。
国有地の開放による建設用地の確保。
税制優遇や初めて住宅を購入する者への支援。
規制緩和による住宅建設コストの削減。
また、高等教育経費の削減、医療費や処方箋薬の費用削減、生活費削減にも取り組むとしているの。
セカくん
これってどういうこと?経済政策についても詳しく教えてください。
コネ姉さん
経済政策に関しては、次の5つの柱が掲げられているわ:
規制の削減。
トランプ減税の恒久化とチップ課税の廃止。
公正かつ互恵的な貿易取引。
信頼できる豊富な低コストエネルギーの確保。
暗号資産や人工知能(AI)に係る規制の撤廃、宇宙関連産業の活性化などによるイノベーションの推進。
ボス
なるほど…しかし具体的な内容は不明な部分も多いな。
コネ姉さん
そうなのよ。例えば、規制緩和の具体的な内容や、移民減少による労働力不足が引き起こす賃金上昇圧力、関税引き上げによる輸入物価の上昇圧力についての対策が明確ではないわ。また、トランプ減税の恒久化やさらなる減税の財政面についても具体的な言及がないの。
セカくん
わくわくする!グリーン・ニューディールの廃止についてはどうなんですか?
コネ姉さん
グリーン・ニューディールの廃止は示されているけど、インフレ削減法(IRA)などの現行の産業政策の扱いについては不明なのよ。政策の一層の具体化が待たれるわね。
ボス
まあ、仕方ないな。これからの選挙戦で政策がどのように具体化されるか、しっかり見守っていこう。