ミャンマーの美容市場相場が日本に追いつく!?現地の展示会で体感してきました!

ミャンマーの美容市場相場が日本に追いつく!?現地の展示会で体感してきました!

今、ショッピングモールやオフィスビルが建設され続けているミャンマーでは、日本企業含めて、様々な国の企業がミャンマーを消費市場と考え、進出をしています。
そんな市場で私たちも、日本商品がどこまで通用するのか?検証するためにミャンマーの展示会に出展しました。

【展示会 概要】

全国のビューティースパ、ビューティーサロン専門の展示会。
日本で言うミャンマーの美容スパ協会が行っている展示会なので、業界内では大規模な展示会になっています。

  • 展示会主催者:Hair Professionals Association Myanmar
  • 日程 :2015年 1月13・14日
  • 会場 : Yuzana Garden Hotel(Yangon)
  • 来客数 : 150人〜200人(ヤンゴン、マンダレー(第二都市)の大手ビューティースパ所有者が主です。
  • ブース数 : 15 社
  • ブース広さ : 120cm×90cm
  • 出展費用:約50万円/1日
  • イベント内容:1日間だけ商品紹介プレゼン大会があります。持ち時間約20分

http://youtu.be/3KFeh2IZFDg

【私たちが展開した商品内容】

  • ・美容雑貨
  • ・化粧品
  • ・角質ケアグッズ
  • ・マッサージジェル
  • ・美容食品
  • ・ダイエット器具

【2015年2月 現在までの結果】

  • 美容スパ11店舗に商品の導入
  • 今年3月までに50店舗へ拡大予定

【日本商品についてミャンマー企業の反応】

・商品について

『Made in Japan』を好みます。
日本商品はミャンマー向けに販売されている事が少なく、あまりない事から大変興味をもらいました。
日本の海外生産の商品については、直接、中国で生産できそうでは?と思われる事が多くあり、価格が高いと指摘される事が多かったです。
展示会とは関係ないですが、ミャンマー企業と商談の際には、特に家庭用品は日本生産商品に対する評価は高いです。

〔写真〕初めて見る日本商品に多くの方が来られました。
ミャンマー展示会 商品を見に来る方

・価格について

『高い!』という印象を受ける事ははありましたが、日本生産の商品であれば値段の価値を理解して頂く事ができました。
『まぁ日本製であればその程度は理解できる』という反応です。

・流通について

顧客に商品を卸販売をするに当たり、販売ライセンスが必要になります。
販売ライセンスは1SKUに対して1つの登録をしていく必要があります。
同じ、同じシリーズの商品でも含有成分が異なれば、一つひとつにライセンス登録をする必要があります。
その際のコストは約1万円/1商品となっています。
期間は1か月~半年ですが、薬事にかかわる商品であれば長くなります。

・販売促進物について

法人に対する営業活動であれば英語ですが、最終的に販売する際には消費者用のミャンマー語の資料が必要です。
その準備がないと営業活動を行う事にすら障害があります。
なので法人への営業後には、導入後にミャンマー用の資料を作る事も伝えていた方が良いです。

【他国競合製品は?】

韓国、中国、タイの商品が目立ちます。
※すでにミャンマーに展開している企業で、安価な商品が目立ちます。
ただ、クオリティは日本製品と比較すると素人の方でもわかる程、若干落ちる商品です。
ZOYA:中国
Beauty V-Line Face:韓国
DABO:中国
REVLON:フランス
UNICITY:アメリカ
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【ミャンマーの美容市場について】

ミャンマーの美容市場は、現地人の体感値になりますが上位30%程の人口が主要ターゲットだと感じます。
60%程の方は暮らす事に対して多くの選択肢を持っておりません。
生活は苦しくはないが、決して豊かではありません。

以前、弊社ミャンマー出身の社員に経済成長を聞いた内容です。
ミャンマーの経済成長についてミャンマー出身の社員に聞いてみた!

【ビューティースパの料金相場】

ボディスパ:2000円程
フットスパ:1000円程
フェイススパ:1000円~2000円程
全身スパ:5000円~8000円程

【総括】

ミャンマーへ商品を販売し、年間10億円以上を売上げる市場にするためには、まだ市場の大きさが足りないと感じましたが、年間1億円の売上げを作るには十分の市場があると感じております。
現地の方とお話しても、『売れない!』という方よりは『こういう形でやれば売れる!』という形で話を前に進めるお話が多く、日本製品に対して積極的な導入を考えている企業が多いです。

私たちが11店舗に導入できた理由も、『日本商品を試したい!』と考えている海外企業にお試しも含めて、まず試しながら出来るように少量の販売やお試し価格での提供を行った事にあると考えております。
また、先日投稿した海外展示会出展を無駄にしない!失敗しない!誰でも出来る4つの活動内での掲載内容も行いました。

今後、この展示会含めてミャンマーを販売する市場として世界が着目しています。
競合が少ない今の時期に展開を考えてみては、いかがでしょうか?

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