【シンガポール現地調査】主要小売店・百貨店を現地の人にインタビュー!

本記事は、2017年当時の調査をもとに修正されたものです。
多様な民族と文化で構成されながらも、「ビジネスがしやすい国」と言われるシンガポール。
街並みの雰囲気や清潔さ、治安の良さが、同じ島国の日本にも似ているという声も多くあります。
そんなシンガポールでは、どのような小売店や百貨店が主要になっているのでしょうか?
今回は、シンガポールの簡単な特徴を踏まえつつ、現地の方へのインタビューの調査結果をお届けいたします!
目次
シンガポールってどんな国?
シンガポールと聞くと、近未来感あふれ発展した街並みを想像する方も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、国際経営開発研究所(IMD)が作成する2022年度の「世界競争力年鑑」では、デンマーク、スイスに続いて堂々の3位にランクインしています。このランキングは経済状況、政府効率性、ビジネス効率性、インフラの4つの指標から決められています。中でもシンガポールは国内経済と国際貿易の双方で1位のスコアを誇っています。
この経済発展を支えているのは、「人」でしょう。
中国系、マレー系、インド系など多くの民族で構成されており、シンガポール国籍ではない外国人が3割住んでいます。
まさに多様性を感じさせる環境の中で育つ子供たちや働く人々に適した制度も導入されており、そのビジネスのしやすさや働きやすさから他国の企業も続々と進出しています。
アラブストリートやリトルインディア、チャイナタウンにカトンなど、一人ひとりが異なるバックグラウンドを持っているため、シンガポール国内だけでも世界各国の文化を味わえます。
その中から独自の文化も生まれており、例えばシンガポール特有の訛りや文法が用いられる「シングリッシュ」と呼ばれる英語が話されていたりします。
シンガポール小売店・百貨店一覧
そんな様々な文化が混じり独特の文化を持つシンガポールの現地の方20人に、一般的に足を運ぶデパートやドラックストアなどの小売店についてインタビューしてみました。
以下のポジショニングマップをもとに、それぞれのお店の特徴をお伝えします。
ドラックストア・コスメストア
大衆向け・低価格
watsons
インタビューした中でも現地の方が一番足を運ぶと言っていたのがこのwatsonsです。
シンガポール最大規模のドラッグストアチェーンで、日本でおなじみのDHC商品も取り扱っています。
お手頃なオリジナル商品や、日本のヘアケアコスメなども多く見られます。
guardian
オレンジの看板が目立つguardianはシンガポール最大規模の薬局チェーン店で、100店舗以上も展開をしています。
店内には薬剤師さんも常駐しており、サプリメントや薬を中心に展開していますが、品揃えはwatsonsとそれほど変わりません。
入ってすぐにプチプラ化粧品コーナーがあるのもwatsonsと共通しています。
Sasa
シンガポールに数店舗ある、香港発のコスメショップです。
ローカルの商品から日本などの海外輸入品までありますが、特にアイラッシュやマスクを多く取り揃えています。
オリジナル商品も多く、手頃な価格でコスメ商品を買うことができます。
大手小売店・デパート
大衆向け・低価格
Daiso
100円ショップのダイソー(Daiso)は現地では2ダラーショップと呼ばれており、2ドルで日用雑貨の全てを買えるため、現地の人も欠かせないショップだと言います。
特にコスメとキッチン用品、食品が人気で、ほとんどが日本語表記にも関わらず買われています。
TOKYU HANDS
日本ではおなじみの百貨店、Tokyu hands。百貨店の中でも大衆向けで少しリーズナブルなのが特長です。
日本で人気・話題の商品や、「高品質」「安心・信頼」の日本製商品も取り揃えてういます。
オーチャード店では客層が若いという想定から、品揃えにも工夫を加えて、ハロウィンやクリスマスといったイベントごとに若者をターゲットとしています。
大衆向け・中価格
TANGS
「この国のデパートといえば?」と尋ねたら、必ず返ってきたのがこのタングス(Tangs)。
シンガポール初のデパート・タングス・オーチャードは1932年に創業し、マレーシアにも展開しています。
コスメブランドや流行のファッションが充実していることから、おしゃれに敏感な地元の人たちに絶大な人気を誇っています。
メンズ、レディース共にバランスよく扱っている印象を受けます。
Takashimaya
今やシンガポールのランドマークとなり、高級ブランドからローカルブランド、日本製品など何でも揃うショッピングセンターの高島屋(Takashimaya)。
ファッション衣料からフードまで取り揃えているため、困ったら高島屋に行くという声もあり、絶大な支持を得ています。
日本食や日本商品のフェアが多くあるのも、シンガポール人には足を運ぶ理由になっているようです。
ROBINSONS
2013年にオープンし、女性向けの高級ブランドやコスメ、キッチングッズなどが揃っています。
ファッションに特化したデパートとなっており、男性客よりも女性客が目に付きます。
PARAGON
GucciやPradaなどの高級ブランド店が1階にズラリと並ぶラグジュアリーなショッピングモールです。
また、飲食店や子供用品も充実しており、上階には美容整形、歯科、放射線科、婦人科、小児科などの医療施設もあります。
百貨店・デパートの中でも少し高級な印象があります。
大衆およびプロフェッショナル向け・中価格
BHG
出典:centurysquare
このデパート名は、「Be Here for Good things」 の頭文字から取られています。
BHGは、すべての消費者から平均的に支持を得るということが非常に難しい中、大衆とプロフェッショナル、どちらの利用率も高く、価格もお手頃で一番バランスが良いです。
ローカルデパートではありますが、こうした根強い人気からファッション衣料品店ALTも出店するなど、ますます大衆に近い存在になっています。
プロフェッショナル向け・高価格
SEPHORA
世界各地のコスメティックブランドを取りそろえ、独自のブランドも展開しているSephora。
高級路線で大衆より少し上の層をターゲットにしているようです。
広々とした店内で商品をじっくり手に取って見ることができるため、足を運ぶ女性客が後を絶ちません。
まとめ
現地の方が足を運ぶシンガポールの小売店や百貨店について、少しでも新しいことがわかりましたでしょうか。
日本でも有名なお店も名を連ねていて、地域にとても浸透していることが伺えます。
しかし、このインタビューでは、実は店舗ではなくオンラインで購入するという方が半数を占めていました。
ワンクリックで化粧品や洋服を購入できる便利さが大衆に受けているようです。
シンガポールで流行しているECサイトについては別の記事にまとめましたので、こちらもぜひご覧ください。