現地人に直接聞いてみた!シンガポールで本当に流行っているECサイトまとめ
今、インターネットショッピングで世界の約半分の市場規模を持っている国をご存知ですか?
それは”中国“です。
13億人もの人口を抱える中国はインターネットショッピングの競争が激化。
出典:【中国ネットショッピング市場動向】2015年最新中国EC市場規模&動向 中国EC市場成長率
中国のインターネットリサーチ会社「iResearch」の2015年12月25日の発表によると、2015年Q3のインターネットショッピング市場規模は
9,176億元(約16兆2,000億円)に到達しています。
既に中国のEC市場規模は、世界の40%に達してて、2019年には世界の50%を超える見込みといわれています。
*日本は約6%ほど
少し前までは偽物や何が届くかわからない不信感があったはずが、今ではどこのECサイトも送料無料・セール・顧客満足サービス・大々的な広告を打ち出して、顧客獲得を狙っています。
終いには「レンタル彼氏」なんかも販売されていたりと恐ろしいことになっています….ただこの変化は時代の流れに沿った必然であると思います。
いつでもどこでも購入ができるインターネットショッピングは便利ですからね。
それに感化されてか、東南アジアでもネットショッピングのシェアが急増しており、シンガポールの現地の方に「化粧品や服はどこで買うのか」と伺ったところ半数の人は店舗に行かずインターネットで購入しているとのことでした。
そこで今回は実際に現地の人20人に聞いたシンガポールで流行っているECサイトをご紹介します。
シンガポールで流行っているECサイト格付け
1位 タオバオ(淘宝网)
2003年に中国のアリババ集団が設立したオンラインショッピングモールで、C2C(消費者間取引)のネット通販で中国最大のシェアーを占有しています。
タオバオが扱う商品は、アパレル、玩具、アクセサリー、電化製品、化粧品、雑貨等で、扱い商品は10億以上あると言われ、日本の楽天市場よりも規模的には10倍以上あるとも言われています。
現地の人に聞いたところ最大の特徴は、”価格の安さ“でした。
しかし、安いから怖い・偽物か心配という声もあったがそれを上回る購買意欲を引き起こさせるようです。
2位 Sephora.sg
化粧品を購入するなら”Sephora“という人が多かったです。
日本では化粧品ブランドはそれぞれの店舗を確立しているため、他のブランドのアイテムと比較してみるのがなかなか難しいですが、”Sephora”は世界中のハイブランドコスメが揃っていますので女性からしたら夢のような場所です。
そんなSephoraが自社の通販サイトを立ち上げ、そこで購入する方がほとんどのようです。いちいち店舗に行って同じ商品を購入するくらいならネットで買ってしまいますよね。
また、日本への配送が可能になり、配送はDHLで配送料も¥1,500となっています。
3位 Zalora.sg
洋服なら”Zalora“で。
サイズとかが気になるところですが、Zaloraで洋服を購入するという人がちらほらいました。
Zaloraは比較的高級な部類に入るアパレル・ファッションECサイトで、ECモールに頼らず東南アジアを中心に多国間で独自ドメイン (ドメインは国毎のccTLD) により展開しています。
4位 Qoo10.sg
本社はシンガポールにあり、中国の上海、韓国、香港、マレーシア、インドネシアを中心に展開しており、ファンション、ビューティ、コスメ、生活用品、エンタメ、eチケットまでとにかく何でも揃っています。日本人の私からすると少しインターフェースがごちゃごちゃしているように感じます。
このサイトもとにかく”安さを売り“にしています。
ですが、現地の人に聞いたところ服や家具は買うが安すぎて本物かどうかあやしいものは買わないとのこと。
内容としては日本の楽天に似ていて、韓国ブランドが多いようです。
まとめ
シンガポールの現地で調査した結果によるとだんだんと店舗で購入するよりもネットショッピングに移行しているとのこと。
東南アジアの中心シンガポールはこれからもEC市場を拡大していく見られます。中国に続くEC市場規模まで拡大する可能性も十分ありえるでしょう。