初のフィリピン海外進出!クラフトコーラがポップアップ大反響のワケとは?その秘訣に迫る【成功事例】

コロナ禍における飲食店のメニュー開発から誕生したクラフトコーラ「日々乃コーラ」。大阪市を拠点とするオルガワークス株式会社は、これまで海外展開に目を向けてきませんでしたが、展示会でのある出会いをきっかけに、フィリピンでのポップアップイベント出店を決意しました。
当初は「テスト的に反応が見られれば」とあまり期待せずに臨んだ初の海外展開。しかし、現地で待っていたのは想定を大きく上回る熱烈な反応と、富裕層を中心とした「健康」に対する切実なニーズでした。商品を単なるモノではなく「コミュニケーションツール」として捉える細川様から、フィリピン市場で得られた大きな気付きと、カルチャーとして世界へ広げていく今後の展望についてお話を伺いました。

この記事でわかること(要点)

  • 担当者の「人柄」と「熱意」が繋いだ、海外進出への第一歩
  • フィリピン市場で刺さった!「健康志向」という強いニーズ
  • 自社不在でも売れる? 現地スタッフを巻き込む熱量の作り方
  • 商品を「日本のカルチャー」として伝えるコミュニケーションの重要性

オルガワークス株式会社 ロゴ
オルガワークス株式会社
所在地
大阪府大阪市
事業内容
不動産活用、クラフトコーラ「日々乃コーラ」等の開発・販売
海外の輸出状況
今回のフィリピン(ポップアップ出店)展開が初めて

日常を変える「日々乃コーラ」誕生と海外への一歩

Q. まずは会社の概要と「日々乃コーラ」というブランドについて教えてください。

A. オルガワークスは大阪市の梅田近くにある会社で、元々は不動産活用をメインに行っています。その事業の一つとして飲食店を運営していたのですが、コロナ禍の緊急事態宣言を逆にチャンスと捉え、メニュー開発に取り組む中で生まれたのが「日々乃コーラ」というクラフトコーラです。
「毎日皆さんに楽しんでいただきたい」「日常的に楽しめる環境を作りたい」という思いからこの名前を付けました。飲食店でお客様が、1杯目の生ビールやハイボールの代わりに私達のコーラを飲むようになっていったんです。このユニークな変化を全国の方にも体験してほしいと思い、2021年頃から瓶詰めのシロップとして全国展開を始めました。

Q. 今回、海外進出を決意した背景は何だったのでしょうか?

A. 実は、最初から「絶対に海外に行きたい!」という強い思いがあったわけではありません。2023年に大阪で行われた展示会に何も分からないまま行った際、たまたまCOUXUさんのブースに立ち寄りました。その時に対応してくれた担当の方の雰囲気や話す内容がすごく面白くて、「この会社、他と違うな」と感じたんです。
そのまま1年間は特に何もしなかったのですが、1年後に同じイベントに行ったら全く同じ方がいらっしゃって。やっぱりこの人面白いな、この人たちとだったら海外のことをやってみたいなと思い、本腰を入れ始めたのがきっかけです。


フィリピン市場の選定理由と、ポップアップイベントへの期待値

Q. 海外展開の最初のステップとして、フィリピンでのポップアップ出店を選んだ理由を教えてください。

A. 弊社のコーラは甘いシロップを割って飲む商品なので、やはり温かい気候のエリアが良いと考えていました。アジア圏の中でも、フィリピンやベトナム、タイといった成長著しい国々は、日本と変わらない、あるいはそれ以上に購買意欲の高い層が育っています。その中でフィリピンでのポップアップのお話をいただき、とても良い取り組みだと思って参加を決めました。

Q. 出店に向けて不安だったことや、期待はどのようなものでしたか?

A. COUXUさんの手厚いサポートがあったため、準備段階で大変なことは特にありませんでした。ただ正直なところ、事前の期待値はそれほど高くなかったんです。国内でも催事には何度も出店していますから、「まあテスト的に現地の反応が見られればいいかな」くらいの軽い気持ちでした。


想定の100倍!現地で感じた熱烈な反応と健康へのニーズ

Q. 実際にフィリピンの店頭に立たれて、想像と違った点やカルチャーショックはありましたか?

A. 帰国する前に「なんで今まで日本だけでやってたんだろう」とぼんやり考えてしまったほど、大きなカルチャーショックを受けました。日本人は穏やかでクールな反応が多いですが、フィリピンの方は「良い・悪い」をストレートに伝えてくれます。それが想像していた100倍くらい熱烈なフィードバックで、本当に感動しました。

Q. 現地のお客様からの声で、特に印象に残っていることは何ですか?

A. フィリピンは甘いものを好むお国柄ゆえに糖尿病が国民病のようになっており、健康に対する切実な感覚を持っていらっしゃいました。そのため、「砂糖の種類はどうなっているのか」「本当に体に良いのか」という原材料に関する質問が非常に多かったです。
富裕層の方々は「健康はお金で買わないと得られない」という感覚を持っており、値段よりも「体に良いなら欲しい」というスタンスでした。納得されると即購買に繋がる行動力の高さがとても印象的でしたね。

Q. 現地で販売するにあたり、工夫された点はありますか?

A. 海外の方から見た「日本のユニークさ」を感じてもらえるようなラベルデザインを元々意識して作っていたため、それを強調しました。また、原材料などを英語で翻訳し、イラストを交えて大きく表示することで、ひと目で伝わるようなビジュアルのアイキャッチを工夫しました。

日々乃コーラ 200ml商品画像

Q. 細川様が店頭にいらっしゃらない日でも、高い売上を記録したと伺いました。

A. そうですね。私自身が店頭に立ち、自分で作ったユニフォームを着てお祭り感覚で楽しそうにやっていたことで、立ち止まってくださる方が多かったのは確かです。しかし一番驚いたのは、私がいない時でも売れたことです。
現地の若い販売スタッフの皆さんが、私が最初の2〜3日で話していた内容を横でずっと聞いて勉強してくれていました。私が休憩に行っている間も、私以上に商品に詳しく熱心に説明してくれていて。現地のスタッフの皆さんの熱意と口コミのおかげで、想定以上の結果が得られたのだと思います。


海外への苦手意識を克服し、カルチャーとして世界へ

Q. 今回のポップアップ出店を終えて、どのような成果を感じていますか?

A. 一番の成果は、私の中にあった「海外に対する苦手意識」がなくなったことです。日本の延長線上にすぐ海外があると考えていいんだ、と思えたことが大きな収穫でした。
売上などの数字は結果でしかありません。現地の皆さんにストレートに商品の良さを伝えれば結果はついてくる。もしかすると日本人以上に、海外の方の方が熱狂的にこの商品を愛してくれるかもしれない、という手応えを感じています。

Q. 最後に、今後の展望と、海外進出を迷っている企業へメッセージをお願いします。

A. 私たちは「日々乃コーラ」を単なる商品ではなく、コミュニケーションを生むツールとして考えています。今後はこの商品を日本のカルチャーとして認知してもらい、海外の方が触れることで日本への愛着が増すようなブランドに育てていきたいです。焦らずに、現地の方とのコミュニケーションをしっかり取っていきたいですね。
これから海外展開を考えている方は、「やるなら100の気持ちでやる」ことが重要だと思います。一つのエンターテイメントとして、現地の人たちに楽しんでもらうつもりで思い切り飛び込めば、想定以上のフィードバックが得られるはずです。ぜひ楽しんで挑戦してみてください。


まとめ:コミュニケーションから生まれる海外展開の可能性

  • 「人」との繋がりが第一歩。 担当者の熱意に共鳴し、まずは一歩を踏み出した。
  • 現地ニーズの的確な把握。 気候と健康課題(糖尿病など)という背景が、クラフトコーラと見事にマッチ。
  • 熱量の伝播。 自らが楽しんで伝えることで現地スタッフにも熱が伝わり、自走する販売体制が生まれた。
  • 商品を文化に。 単なるモノ売りではなく、日本のカルチャーとしてコミュニケーションを重視する姿勢。
セカイコネクトアカデミーオンライン

記事を”読む”