COP30で英国など6カ国、クリーン電力サプライチェーン声明を発表

COP30で英国など6カ国、クリーン電力サプライチェーン声明を発表

英国政府は11月15日、国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)で、オーストラリア、カナダ、ケニア、オランダ、ザンビアとともに、グローバルクリーン電力同盟(GCPA)サプライチェーンミッションのビジョン声明を発表した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:
英国が主導して、新しいグローバルクリーン電力同盟(GCPA)の「サプライチェーンミッション」が発表されたわ。目的は再エネの普及を支える強靭なサプライチェーンの構築ですわよ。

セカくん:
おお〜!これって再エネの「3倍目標」とかの話っすよね?サプライチェーンってそんなにネックになってるんすか?

コネ姉さん:
ええ、再生可能エネルギーの拡大には、送電設備や部品供給がボトルネックなの。生産や流通の遅れでプロジェクトが遅延してるのが現状よ。

ボス:
ふむ…送電の問題か。変圧器や開閉装置ってのが足りてないんだな。電力は作るだけじゃダメってことだな。

コネ姉さん:
その通りですわ。今回の柱の一つ「送電システム」は、規制緩和や投資誘致によって、こうした部品の供給不足を解消しようとしているのよ。

セカくん:
他にも「データの変革」ってあったっすけど、サプライチェーンのデータってそんなに重要なんすか?

コネ姉さん:
とても大事よ。データが不透明だと、政策立案も投資判断も難しくなるの。IEAと連携して信頼性のあるグローバルデータ構築を進めるのが狙いね。

ボス:
再生素材の話も出てきたが、やはり「循環型経済」ってのがこれから重要になるということか。

コネ姉さん:
おっしゃる通り。今は国ごとで規制がバラバラ。リサイクル材の国際流通を促進するために、統一基準が求められているわ。

セカくん:
あと、EMDEっていう新興国・途上国の参加も柱の一つだったっすよね。資源はあるのに恩恵を受けられてないってことっすか?

コネ姉さん:
そうなの。リチウムやニッケルなど重要鉱物の産出国であるEMDEが、バリューチェーンから取り残されている状況を是正する目的よ。

ボス:
資金と技術が入れば、彼らもサプライチェーンに組み込まれるわけだな。公平性を考える上でも重要だ。

コネ姉さん:
その通り。EMDEの参加は、持続可能で包括的なエネルギー移行にとって不可欠なのよ。COP30に向けた重要な布石ね。

セカくん:
こういう多国間連携って、日本企業にもチャンスあるっすよね?設備や素材、データ管理とか得意分野っす!

コネ姉さん:
間違いないわ。特に送電インフラやリサイクル技術、環境データ活用では、日本企業が国際的に貢献できる領域がたくさんあるわね。

ボス:
ふむ…サプライチェーンの整備は地味だが、本質的だな。再エネの裏側でこういう努力が必要というわけだ。

コネ姉さん:
その通りですわ、ボス。見えにくい部分こそ、脱炭素社会の実現には欠かせない。GCPAの取り組み、今後も要注目ですわね。

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