広東省雲浮市でRCEP産業協力大会が開催、産業連携強化へ

広東省雲浮市でRCEP産業協力大会が開催、産業連携強化へ

「中国(広東雲浮)-RCEP第3回産業協力大会」が10月17日、広東省雲浮市で開催された。主催は広東省雲浮市政府と広東省商務庁、地域的な包括的経済連携(RCEP)産業協力委員会で、RCEP協定の14加盟国の政府機関や業界団体など500人以上が参加し、RCEP加盟国との産業連携の強化を目的としたビジネス交流が行われた。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん
雲浮市でのRCEP産業協力大会、かなり盛況だったみたいね。加盟14カ国から500人以上が集まるなんて、まさに地域経済の縮図ですわよ。

セカくん
うわ〜、RCEPってやっぱ影響力あるんすね!でも、実際にどういう産業が交流の中心になってるんすか?

コネ姉さん
主に石材加工やステンレス加工、農業が中心ね。雲浮市は特に石材産業が強くて、400年以上の歴史を持つ「中国石材基地センター」とも呼ばれてるのよ。

ボス
ふむ…石材ってそんなに大きな産業だったのか。日本だとあまり聞かんが、輸出もしてるのか?

コネ姉さん
そうなの。2024年には石材製品の輸出が前年比17.6%増の9億1,000万元。アメリカやオーストラリアなど100カ国以上に出ているのですわ。

セカくん
ってことは、製造業系のB2B連携が多いってことっすか?マレーシアやタイとの協定ってどう活かされるのかな?

コネ姉さん
その通り!各国企業と経済・貿易協定を結ぶことで、技術移転や共同開発、製品流通の効率化が期待されるのね。特にRCEPは関税削減が魅力ですわ。

ボス
RCEPってほんとにそんなに経済効果あるのか?数字で見ると、どうなってるんだ?

コネ姉さん
2024年のRCEP地域内の貿易総額は5兆7,000億ドル、前年より1,000億ドルも増えてるの。IMFは2030年までに世界成長の32.7%を占めると予測してるのよ。

セカくん
すごい…雲浮市だけでもRCEPとの貿易が市全体の27.1%って、地域経済が国際化してる証拠っすね!

ボス
とはいえ、リスクもあるだろ?地政学リスクとか、為替変動とか…。そういうのはどう考えたらいいんだ?

コネ姉さん
確かにリスクはつきものね。ただ、RCEPは地域内の信頼構築やサプライチェーンの多様化を促進するから、安定性の向上も見込めるのですわ。

セカくん
こういう地域連携って、日本の地方都市にもチャンスあるんじゃないっすか?姉さん、日本はどう絡めそう?

コネ姉さん
日本企業も技術供与や部品供給での連携、農業技術や高品質素材の輸出で貢献できるはずよ。中小企業が鍵になりますわね。

ボス
ふむ、そう聞くと少し前向きに考えたくなるな…。日本の町工場にもまだまだチャンスがあるというわけだ。

セカくん
これからは「地域×国際連携」の時代っすね!ぼくもRCEPもっと勉強して、事業企画に活かしてみたいっす!

セカイコネクトアカデミーオンライン

記事を”読む”

米追加関税対応で保税倉庫制度の活用に関心高まる

米追加関税対応で保税倉庫制度の活用に関心高まる

米国の追加関税措置の相次ぐ発動に伴い、輸入貨物を米国内に保税で留め置ける外国貿易地域(FTZ)の活用への関心が高まっている。FTZとは、1934年に制定された外国貿易地域法(Foreign-Trade Zones Act […]