サウジアラビアのファッション委員会、東京で投資ロードショーを開催

サウジアラビアのファッション委員会、東京で投資ロードショーを開催

サウジアラビアファッション委員会(以下、ファッション委員会)は9月8日、東京で投資ロードショーを開催した。両国の投資家や業界関係者が参加し、サウジアラビアのファッションセクターの急速な成長、投資機会について議論が行われた。
ファッション委員会は、サウジアラビアの同産業に対する投資呼び込みを目的に、各国で定期的に投資ロードショーを開催している。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん
サウジアラビアのファッション委員会が東京で投資ロードショーを開催したのは、とても戦略的な動きね。中東の資源大国が、ファッションという“ソフトパワー”を使ってグローバル展開を本格化させているわ。

セカくん
わくわくするっす!でもサウジって石油のイメージしかなかったんすけど、ファッション市場がそんなに大きいって驚きっす!

コネ姉さん
2025年には368億ドル規模、GCC諸国で最大になる見込みよ。しかも2029年まで年平均6.4%成長という、かなりの成長産業に位置づけられているわ。

ボス
ふむ…でも、そんなに急に育つもんかね?やっぱり国が主導してるのか?

コネ姉さん
その通りよ。国家改革戦略「ビジョン2030」の一環で、特に女性の労働参加促進や多様な産業育成が背景にあるの。ファッション分野では労働者の55%が女性という点も注目ね。

セカくん
「Saudi 100 Brands」ってプロジェクトもすごいっすね。日本で初出展って、東京ファッションウィークを狙ってきたってことっすか?

コネ姉さん
ええ、「Tranoï Tokyo SS26」での出展は、日本市場への本格進出と文化的な対話の場として非常に象徴的。ストリート系やアクセサリーなど、日本の感性とマッチしやすいカテゴリを選んでいるのも戦略的ね。

ボス
サウジのブランドが日本で売れる時代が来るかもしれんのか…。ずいぶん変わったもんだな。

コネ姉さん
サウジは今、単なる輸出国ではなく、カルチャーを“輸出する国”に変わろうとしているの。ファッションはその象徴的な産業よ。

セカくん
こういうソフト産業って、日本企業にとっても協業のチャンスありそうっすよね?

コネ姉さん
まさにそこが狙い。日本側は品質や技術、企画力、サウジ側は資金・ブランド育成支援・販路。相互補完でアジアと中東の連携が加速する可能性があるわ。

ボス
ふむ…文化を育てることで経済も育つ、というわけだな。

コネ姉さん
ええ、まさにその通りですわボス。ファッションは経済、社会、そして国際関係をつなぐハブとして、今後ますます重要になってくるはずよ。

セカイコネクトアカデミーオンライン

記事を”読む”