中国商務部は7月15日、「対外貿易法」「技術輸出入管理条例」の規定に基づき、科学技術部とともに、商務部公告2025年第28号において「輸出禁止・制限技術目録」の改正を公表し、即日施行した。本改正は1月2日から2月1日まで意見募集を行っていた。


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コネ姉さん:中国商務部が輸出禁止・制限技術目録を改正しましたわ。特に注目は「電池正極材製造技術」の追加と、「建築技術」の一部削除ですの。即日施行なのも驚きですわね。
セカくん:電池系って…リン酸鉄リチウムとかの話っすよね?これってEV業界にとってインパクト大きいんじゃないっすか?
ボス:ふむ…制限されるってことは、もう簡単には中国から輸入できないってことか?それは厄介だな。
コネ姉さん:その通りですわ。これで中国からのEV用電池材料の技術移転が難しくなりますの。特にLFP系(リン酸鉄リチウム)は世界中で需要が急増中ですから。
セカくん:あれ?でも逆に伝統建築技術とか、温度制御系の建築技術は制限から外れたんすよね?どうしてなんすか?
コネ姉さん:中国が自国内での重点分野とみなす技術に再フォーカスしたということですわね。国家戦略に沿った調整ですの。
ボス:しかし、リチウム関連技術の規制が強化されたのは、資源戦略の一環かもしれんな。世界中がリチウムを欲しがってるしな。
コネ姉さん:まさにその通りですわ。今回の改正では、リチウム抽出から加工までの各工程に技術規制が追加されていて、垂直統合の管理を強めた形ですの。
セカくん:これって、日本企業が中国の技術に頼ってる分野はどうなるんすか?自社で技術開発するしかないんすか?
コネ姉さん:はい、もしくは中国以外のサプライヤーやパートナーとの提携ですね。ASEANや欧州の代替先の検討が求められますわ。
ボス:ふむ…この動きは米中の技術摩擦とも無関係ではないかもな。中国としても自国技術を安易に外に出したくないというわけだ。
セカくん:今後も目録の改定が続くって話っすよね?日本企業はリスク管理として常にアンテナ張っておかないとやばいっす!
コネ姉さん:ええ、特にEV、非鉄金属、バッテリー系の分野に関わる企業は、輸出入規制と技術移転の最新動向を常時チェックすべきですわね。
ボス:やれやれ…また複雑な時代になってきたな。だが備えあれば憂いなし、というわけだ。