米国商務省産業安全保障局(BIS)は4月23日、1962年通商拡大法232条に基づき、中型・大型トラックおよび重要鉱物の輸入が米国の国家安全保障に及ぼす影響を判断するための調査を開始したと発表した(中型・大型トラック/重要鉱物)。

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コネ姉さん:アメリカ商務省が通商拡大法232条に基づいて、中型・大型トラックと重要鉱物の輸入が国家安全保障に与える影響を調査するって発表、これかなり重要な動きですわね。追加関税の可能性が現実味を帯びてきましたわ。
セカくん:うわ…トラックだけじゃなくて鉱物も対象っすか!?もし関税がかかったら、物流とか産業界にも影響でかそうっすね?
コネ姉さん:その通りですわ。特に車両部品やリチウム・ニッケルなどの重要鉱物はEVやバッテリー生産の要ですから、調達コストに直結しますのよ。
ボス:ふむ…自家用車にはすでに25%の追加関税がかかってるって話だったな。今度は商用トラックまで対象になるかもしれんのか?
コネ姉さん:ええ、中型・大型トラックについてはこれまで対象外でしたが、今回の調査次第で追加関税が導入される可能性が高まっていますのよ。
セカくん:これってトランプ政権の“米国第一”戦略の一環っすよね?選挙前の国内アピールも兼ねてる感じ?
コネ姉さん:まさにですわ。国内産業の保護と再建を掲げる中で、貿易制限は有権者へのメッセージとしても使われていますのよ。
ボス:それにしても、重要鉱物って具体的には何が含まれるんだ?レアメタルとかか?
コネ姉さん:ええ、リチウム、コバルト、ニッケル、グラファイトなど、EVや電子機器に不可欠な資源ですの。供給元が中国やアフリカ諸国に偏ってるため、米国は調達リスクを懸念してるんですのよ。
セカくん:てことは、輸出してる国、日本も含めて警戒しなきゃいけないっすね。部品メーカーとか、すぐ影響受けそう…
コネ姉さん:その可能性はありますわね。特に日系企業のサプライチェーンがアメリカ市場に強く依存している場合は、対応を急ぐ必要がありますわ。
ボス:ところで、HTSコード(関税分類番号)はまだ出てないってことだが、どの範囲までが影響を受けるかは今後次第ってことか。
コネ姉さん:その通りですわ。調査完了は大統領令から270日以内、つまり年末から年明けにかけて結論が出る可能性がありますの。それまでにパブリックコメントも集める流れですのよ。
セカくん:じゃあ、今のうちに企業としては何をすべきっすか?
コネ姉さん:情報収集とシナリオ分析ですわね。部品や原材料の調達先を見直したり、北米域内での製造・供給体制を強化するなど、柔軟な対応策が求められますわ。
ボス:ふむ…国際政治と経済が絡むと、商売も一筋縄じゃいかんな。まあ、備えあれば憂いなしってことだな。
コネ姉さん:まさにその通りですわ。地政学的リスクの時代、企業も“外交感覚”が求められる局面ですのよ!