フランスは独自の規制として、2026年1月1日から有機フッ素化合物(PFAS)を含む特定の製品の製造、輸出入、市場投入を禁止する。「PFASに関するリスクから国民を保護することを目的とする法律」(フランス語)として2月28日に公布した。禁止対象製品は化粧品、スキー用ワックス、衣類・履物とその防水剤。2030年1月1日以降は原則全ての繊維製品に適用拡大する。

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セカくん:
フランス、2026年からPFAS(有機フッ素化合物)の規制を本格化っすね!化粧品、スキー用ワックス、衣類・履物が禁止対象になるって、結構広範囲じゃないっすか?
コネ姉さん:
そうね。特に2030年には繊維製品全般に適用拡大するから、アパレル業界への影響が大きくなりそうよ。フランス政府は「国民をPFASのリスクから守る」という目的で、この規制を導入したの。
ボス:
ふむ…PFASって何が問題なんだ?禁止するほど危険なのか?
コネ姉さん:
PFASは「永久化学物質」とも呼ばれていて、自然分解しにくく、人体や環境に蓄積しやすいのよ。健康への影響としては発がん性やホルモンバランスの乱れ、免疫機能の低下が指摘されているわ。特に飲料水や食品を通じた汚染が問題になっているの。
セカくん
なるほどっす!だからフランス政府も水道水のPFAS検査や汚染地域の可視化を進めてるんすね。
コネ姉さん
ええ、さらに「汚染者負担の原則」を導入して、年間100グラム以上のPFASを排出する企業には100グラムごとに100ユーロの拠出金を課すの。これで企業の排出削減を促す狙いね。
ボス
ふむ…でも、EU全体の規制は2027年以降になるんだろう?フランスが先行して規制を強化する理由は何だ?
コネ姉さん
EU全体のPFAS規制は「REACH規則(化学物質の登録・評価・認可・制限)」で進められているけど、導入までに時間がかかるの。フランスは環境政策に積極的だから、独自に先行規制を決めたのよ。
セカくん
でも、当初の法案では食品包装や調理器具も規制対象だったのに、今回は外されたんすね?
コネ姉さん
そうなの。食品包装はEUの「包装・包装廃棄物規則」で規制される予定だから、フランス独自の規制には含めなかったの。調理器具は、フランスの産業界から「代替品の開発には時間が必要」という強い要望があったのよ。
ボス
ふむ…特にティファールを展開するグループ・セブがデモまでして反対していたのか。企業側の事情も考慮しないと、経済に悪影響が出るからな。
セカくん
確かに、規制とビジネスのバランスは難しいっすね!でも、PFAS規制は今後、他のEU諸国や日本にも影響しそうっすね?
コネ姉さん
ええ、フランスが先行することで、EU全体の規制が早まる可能性もあるわ。日本の企業も、今後の動きをしっかりチェックしておく必要があるわね!