12月の米個人消費支出、消費は堅調も実質可処分所得の伸びは低調

12月の米個人消費支出、消費は堅調も実質可処分所得の伸びは低調

米国商務省は1月31日、2024年12月の個人消費支出(PCE)を公表した。年末商戦の影響で消費は比較的堅調だったものの、所得の伸びは低調で貯蓄を下押しした。
所得関連は、個人所得が名目ベースで前月比0.4%増(前月0.3%増)と市場予測と一致した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん:
米国の個人消費支出(PCE)、12月は前月比0.7%増っすね!年末商戦の影響で消費は堅調だけど、所得の伸びはイマイチっすか?

コネ姉さん:
そうね。個人所得は前月比0.4%増で市場予測と一致したけど、実質可処分所得の伸びは0.1%増とほぼ横ばい。貯蓄率も3.8%と低下しているから、消費は貯蓄を削って支えられている可能性があるわね。

ボス:
ふむ…つまり、給料の伸びが鈍いのに、消費は増えているわけか。これは持続可能なのか?

コネ姉さん:
そこが問題ね。消費の伸びが続いているうちは景気は維持されるけど、貯蓄が減り続ければ、いずれ消費も鈍化するリスクがあるわ。

セカくん:
財部門ではガソリンや食品が牽引、サービス部門では住居費や輸送サービスが伸びたっすね。インフレの影響もあるんすか?

コネ姉さん:
その通りよ。PCEデフレーター(物価指標)は前年同月比2.6%増で、前月(2.4%増)より加速。特にガソリン価格は前月比4.2%上昇しているわ。

ボス:
ふむ…FRBが重視するコアPCEは前年同月比2.8%増と横ばいだが、前月比では0.2%増か。これは利下げにどう影響する?

コネ姉さん:
FRBはインフレ動向を見極めているけど、コア指数の6カ月比は2.3%に低下しているから、インフレは徐々に落ち着いているとも言えるわ。3月のFOMCでの利下げは慎重な判断になりそうね。

セカくん:
FRBが求める2%の目標にはまだ届いてないっすね。でも、コア指数が下がり続ければ、年内の利下げはありえそうっすね!

ボス:
ふむ…でも、貯蓄率の低下が気になるな。アメリカの消費が落ち込めば、輸出に頼る日本経済にも影響が出るんじゃないか?

コネ姉さん:
ええ、日本の輸出は米国の消費動向に左右されるから、PCEの推移は重要ね。特に自動車や半導体関連の需要がどうなるか、今後も注目ね。

セカくん:
利下げ時期、インフレの動向、消費の持続性…全部絡み合ってるっすね!これからも要チェックっす!

ボス:
ふむ…FRBの政策次第で経済の流れが変わるな。しばらくは市場の動きに注目だ。

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