ジェトロは12月18日、ウェビナー「EPAの救済規定、相談事例から解決策を探る」を開催した。このウェビナーでは、経済連携協定(EPA)を利用している実務者を対象に、知っていると便利な原産地規則の救済規定を重点的に解説したほか、ジェトロに寄せられた相談事例を基に、日常の貿易業務で生じるつまずきやすいポイントと、その対処法を紹介した。
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コネ姉さん:
今回のテーマは、フランスのフランソワ・バイルー新内閣ね。35人の閣僚で構成され、2025年1月3日に初閣議が予定されているわ。財政再建や年金改革など重要課題が多い政権ね。
セカくん:
おお、新しい内閣っすね!でも、左右からの支持を集めるのって難しいんすか?なんか左派が不満を持ってるみたいっすね。
コネ姉さん:
その通り。バイルー首相は幅広い政治勢力から協力を得ようとしたけど、年金改革の撤廃や議会の49.3条発動の放棄で左派との調整が難航したわ。特に社会党から強い批判を受けているの。
ボス:
ふむ…49.3条というのは何だ?議会の承認なしに法案を成立させられるということか?
コネ姉さん:
そうよ。フランス憲法第49条第3項は、政府が議会採決を回避して法案を成立させる権限を与える条項なの。年金改革でこれが使われたことで、左派の反発が強まったのよ。
セカくん:
でも、右派の協力は得られたんすか?安定した運営が必要って話だったけど…。
コネ姉さん:
右派からも支持を得ようとしているけど、極右の「国民連合(RN)」は批判的な姿勢を示しているわ。RNの党首バルデラ氏も「敗者連合」と評しているくらいね。
ボス:
財政再建や年金改革など課題は山積みだが、新内閣の閣僚たちはどのような背景を持つのだ?
コネ姉さん:
例えば、経済・財務・産業相に任命されたエリック・ロンバール氏は預金供託公庫総裁としての経験があるわ。国民教育相には元首相のエリザベット・ボルヌ氏が就任しているのも注目ポイントね。
セカくん:
じゃあ、この内閣の目標は何なんすか?特に大きな政策とかあるんすか?
コネ姉さん:
目標の一つは、2025年度予算法案を成立させることね。そのためには右派と左派の協力が不可欠なの。でも、年金改革の撤廃などで対立があるから、調整が鍵になるわ。
ボス:
フランス国内の政治的対立は、経済や国際関係にも影響を与えるのか?
コネ姉さん:
もちろんよ。特に財政再建や地方分権の取り組みが遅れると、国内外でのフランスの信頼にも影響するわ。海外投資家やEUのパートナー国も注目しているはずよ。
セカくん:
日本との関係には影響ないっすか?フランスって日本企業にとっても重要な国っすよね?
コネ姉さん:
現時点では直接的な影響は見えないけど、フランスの経済政策が安定しないと、輸出入や投資に影響を及ぼす可能性があるわ。特にエネルギーやテクノロジー分野での協力が重要ね。