11月の消費者物価上昇率は前年同月比0.95%、8カ月連続のプラスも、目標範囲を依然下回る

11月の消費者物価上昇率は前年同月比0.95%、8カ月連続のプラスも、目標範囲を依然下回る

タイ商務省が12月4日に発表した11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比で0.95%となり、前月の上昇率(0.83%)から伸びが拡大し、8カ月連続のプラスだった。他方、前月比ではマイナス0.13%で、前月(マイナス0.06%)から引き続きマイナスだった。同省によると、前年に比べて軽油価格が上がり、生鮮果物やノンアルコール飲料などの価格も上昇した。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん:タイの11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で0.95%増と、8カ月連続のプラスになったわ。でも、前月比ではマイナス0.13%で、引き続きマイナス推移しているわね。

セカくん:8カ月連続でプラスだけど、上昇率が低いっすね。これって何か意味があるんすか?

コネ姉さん:これは低インフレの状態を示しているわ。タイの中央銀行(BOT)が設定するターゲットレンジ(1.0~3.0%)を下回る水準ね。ただし、需要が弱まって物価が下がり続けるデフレーションの兆候ではないとBOTは説明しているの。

ボス:ふむ…軽油価格が上がったとあるが、その他の要因はどうなんだ?

コネ姉さん:他にも生鮮果物やノンアルコール飲料の価格が上昇したわね。一方で、全体的な物価上昇は抑えられているわ。

セカくん:これって低所得者層にとって良いことなんすか?

コネ姉さん:BOTは、低インフレ率が生計費負担を緩和していると評価しているわ。特に低所得者層にとっては、物価が急激に上昇しないことが生活の安定に繋がるからね。

ボス:ふむ…それでも政府が金融緩和を求めているのはなぜだ?

コネ姉さん:政府は経済活動を刺激するために追加の金融緩和を希望しているの。でも、BOTは現時点ではデフレ懸念がないと見て、金融政策を急激に変更する必要はないと考えているのよ。

セカくん:次回の金融政策会議でどんな議論がされるんすかね?

コネ姉さん:12月18日の会議で、現行の政策金利が維持されるのか、それとも緩和されるのかが注目されるわね。ただ、BOTは経済状況を慎重に見極める姿勢を示しているわ。

ボス:ふむ…タイ経済が安定しているのは良いことだが、成長の余地も考慮されるべきだな。

セカくん:確かに!低インフレで生活は楽になるけど、経済全体がもっと活性化する方法も気になるっすね!

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