英国の政府系開発金融機関ブリティッシュ・インターナショナル・インベストメント(BII)は11月11日、アゼルバイジャンで開催された国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)に合わせ、アジアとアフリカ向けのクライメートファイナンスに関する取り組みを発表した。

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コネ姉さん:英国のBIIがCOP29に合わせて、アジアとアフリカ向けのクライメートファイナンスの取り組みを発表したわ。再エネ、電動モビリティ、エネルギー効率化などの分野で資金支援を行うのが特徴よ。
セカくん:再エネとかEVインフラの話ってアジアではどんなプロジェクトがあるんすか?
コネ姉さん:シンガポールのペンタグリーン・キャピタルと協力して、東南アジアの再エネやEVインフラ、水・廃棄物管理プロジェクトに資金を動員するプログラム「グリーン投資パートナーシップ」が進められているわ。
ボス:ふむ…アフリカでも同様の支援があるのか?具体的にはどういった取り組みをしているのだ?
コネ姉さん:アフリカでは「アフリカゴーグリーン基金(AGGF)」に1,600万ドルを拠出しているの。電動モビリティやクリーンな調理方法、エネルギー効率化プロジェクトが対象よ。また、ナイジェリアでは太陽光ミニグリッドなどに3,000万ドルを支援するの。
セカくん:エジプトにも何か支援があるって聞いたっすけど、どんな内容なんすか?
コネ姉さん:エジプトでは、大手銀行アラブ・アフリカ国際銀行が発行するサステナビリティ債券を引き受けているわ。75%はグリーンファイナンスに、残りは中小企業の支援に使われる予定よ。
ボス:インドではどうだ?電力やエネルギーに関する支援があると聞いたが。
コネ姉さん:インドでは送電網や蓄電池を用いたエネルギー貯蔵システムのプラットフォーム「エネルグリッド」に3億ドルを投じるの。ノルウェーのNorfundとも協力しているわ。
セカくん:ブレンドファイナンスって言葉が出てきたけど、これってどういう仕組みなんすか?
コネ姉さん:公的資金や慈善資金と民間資金を組み合わせることで、リスクを分散して投資規模を拡大する仕組みよ。これで、民間資金だけでは難しいプロジェクトにも投資が可能になるの。
ボス:なるほど…。英国がこれほど積極的に支援を行う背景には何があるのか?
コネ姉さん:気候変動対策のリーダーシップを示すとともに、自国の技術やサービスを活用したプロジェクトの支援を通じて、国際的な影響力を高める狙いがあるのよ。
セカくん:クライメートファイナンスって、こうやって具体的なプロジェクトに結びつくとすごく効果的っすね!他の国も真似するべきっすね。
コネ姉さん:その通りよ!こうした取り組みが、気候変動対策や持続可能な発展に大きく貢献するわ。今後の進展が楽しみね!