オーストラリアのシドニーを拠点とするシンクタンク、ローウィー研究所(Lowy Institute)は9月22日、「アジアパワーインデックス2024年版(Asia Power Index 2024)」を発表した。同報告書では、インドのアジアにおける影響力が緩やかに拡大し、前年まで3位の日本を上回り、米国、中国に次ぐ勢力になったと明らかにした。

最新の半導体技術に関する国際会議「ホットチップス2025」が8月25~26日、米国カリフォルニア州のスタンフォード大学で開催された。同会議は1989年の創設以来、基調講演や研究発表、各社の最新製品発表や展示ブースを通じて […]
ヤマハは8月25日、エジプト教育・技術教育省と公教育における音楽教育の普及と質の向上を目指し、覚書(MOU)を締結したと発表した。MOU締結により、エジプトの一般公立小学校100校で、リコーダーを用いた音楽教育の試験導入 […]
中国江蘇省蘇州市の蘇州工業園区は8月27日、ドイツ自動車部品大手ボッシュ傘下の博世汽車部件(蘇州)と、インテリジェントドライビングの制御システムに係る中国国内での産業革新プロジェクトに関する協力覚書を締結したと発表した。 […]
Copyright © セカイコネクト
コネ姉さん: オーストラリアのシンクタンク、ローウィー研究所が「アジアパワーインデックス2024年版」を発表しましたわね。今回の報告で注目されるのは、インドが日本を上回り、米国と中国に次ぐ影響力を持つアジアで3位の国になったことですの。
セカくん: えー、日本を抜いたんですか!インドの影響力がこんなに上がっているのはどうしてなんすか?
コネ姉さん: インドの強みとしては、豊富な人口、大きな国土、そして経済規模がありますわね。「経済力」の指標では前回よりも4.2ポイント増加しているのがその理由ですわ。ただ、一方でインドは他のアジア経済圏との「経済関係」に消極的で、地域経済枠組みへの参画が少ないことが弱点とされていますの。
ボス: ふむ…確かにインドは大国だが、経済関係の面で課題があるとはどういうことだろう?
コネ姉さん: そうですね、インドは経済規模こそ大きいものの、他のアジア諸国との経済的な結びつきが弱いんですの。例えば、地域経済の連携を深める協定や経済枠組みへの積極的な参加が少ないのがその一因です。これにより、全体的な影響力を強める上での壁になっているんですわ。
セカくん: なるほど…でも、貿易や投資においてはインドが影響を与えている国もあるんですよね?どこが影響を受けてるんですか?
コネ姉さん: そうですの。インドが「貿易」で影響を与えているのはネパール、スリランカ、バングラデシュの順ですわね。また、「投資」についてはバングラデシュがインドへの依存度16.6%でトップ、その次がスリランカで12.7%、ネパールが8.4%という順番です。これらの国々へのインドの影響は、特に南アジアで強いと言えますの。
ボス: ふむ…インドは近隣国には影響を与えているが、アジア全体となるともう少し取り組むべき点があるわけだな。特に経済関係を強めることが課題のように感じる。
セカくん: そうですよね。でも、経済力が伸びているってことは、今後の取り組み次第ではさらに影響力を広げられる可能性があるってことっすよね?期待が高まります!