個人消費用の越境EC商品に対する輸入税免税措置を撤廃

個人消費用の越境EC商品に対する輸入税免税措置を撤廃

ブラジルでは、越境EC(電子商取引)プラットフォーム経由で輸入される50ドル未満(運賃、保険、送料込みのCIF価格)の個人消費商品に対する輸入税の免税措置が8月1日から撤廃され、税率が20%となった。同国で2023年8月以降、60%に設定されていた同輸入税が非課税になっていた。

引用元 JETRO:ビジネス短信

セカくん: ブラジルで、50ドル未満の個人消費商品の輸入税の免税措置が撤廃されたんですね!これってどういうこと?

コネ姉さん: そうですわ。8月1日から、越境ECプラットフォーム経由で輸入される50ドル未満の商品に対しても、輸入税20%が適用されることになりました。これまでは免税措置があったのですが、それが撤廃されたんです。

ボス: ふむ、どうして免税措置が撤廃されたんだ?

コネ姉さん: 国内産業を保護するためです。国内産業や小売業界は、国外で生産された商品が非課税とされることで不公平な競争が生じることを懸念していました。これにより、国内雇用や事業にリスクが高まるとされていました。

セカくん: 具体的にはどんなプラットフォームが影響を受けるんですか?

コネ姉さん: 影響を受けるプラットフォームには、中国のアリエクスプレス(Aliexpress)、米国のアマゾン(Amazon)、中国のシーイン(SHEIN)、シンガポールのショッピー(Shopee)、中国のティームー(Temu)などがあります。

ボス: この措置に対して、どんな反応があるんだ?

コネ姉さん: 全国工業連盟(CNI)は、この新しい輸入税率を歓迎しています。国内産業にとって大きな勝利だと述べていますが、依然として国内産業が負う税負担は高いと指摘しています。

セカくん: 国内産業はどれくらいの税負担を負っているんですか?

コネ姉さん: 国内産業は全ての税を合わせると約45%の税率を負担しています。一方で、越境ECプラットフォームによる50ドル未満の個人消費商品には輸入税20%に加えて商品流通サービス税(ICMS、税率17%)が課税されますが、依然として国内産業の負担よりは低いです。

ボス: ふむ、国内産業の保護という観点からは必要な措置かもしれんな。

セカくん: これからのブラジルのEC市場がどう変わるのか注目ですね!消費者や企業にどんな影響が出るのか、わくわくするっす!

コネ姉さん: その通りですわ。今後の市場動向を見守りながら、消費者や企業への影響を注視していきましょう。

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