ロベルタ・メツォラ欧州議会議長が再選

ロベルタ・メツォラ欧州議会議長が再選

欧州議会は7月16日、欧州議会選挙(注)後初となる本会議を開催した。中道右派の欧州人民党(EPP)グループのロベルタ・メツォラ欧州議会現議長が、左派・急進左派の欧州統一左派・北欧緑左派連盟(Left)グループのイレーネ・モンテロ議員(スペイン選出)との一騎打ちを大差で制し、再選された。

引用元 JETRO:ビジネス短信

コネ姉さん: それはこういうことなのよ!欧州議会は7月16日に本会議を開催し、ロベルタ・メツォラ議長が再選されました。彼女は中道右派の欧州人民党(EPP)グループの議員で、今回の選挙では左派・急進左派のイレーネ・モンテロ議員との対決を大差で制しました。

セカくん: すごい!彼女の新たな任期はどのくらいですか?

コネ姉さん: 任期は2027年1月までの2年半です。また、7月18日には欧州委員会の次期委員長候補ウルズラ・フォン・デア・ライエン現委員長に対する信任投票も予定されています。信任されれば、彼女の再任が決定します。

ボス: ふむ…欧州議会のリーダーシップがどうなるか、これからも注目だな。

セカくん: 欧州議会選挙の結果はどうだったんですか?

コネ姉さん: 選挙の結果、右派・極右政党が躍進し、会派の再編が進んでいます。極右新会派「欧州の愛国者」グループが第3勢力に躍り出ました。旧アイデンティティーと民主主義(ID)グループを主体にしつつ、他の右派・極右政党も取り込みました。

ボス: まあ、右派勢力が強まっているわけか。他にどんな動きがあるんだ?

コネ姉さん: 右派の欧州保守改革(ECR)グループも無所属政党の加入により第4勢力となりました。一方、中道の欧州刷新(Renew)グループは第5勢力に転落しました。さらに、極右会派「主権国家の欧州(ESN)」グループも新たに立ち上がり、第8勢力となっています。

セカくん: 従来の大きな会派はどうなっているんですか?

コネ姉さん: 従来の2大会派である中道右派の欧州人民党(EPP)グループと中道左派の社会・民主主義進歩連盟(S&D)グループは、それぞれ最大会派と第2勢力の地位を維持しています。

ボス: ふむ…左派会派の状況はどうだ?

コネ姉さん: 左派会派には、第6勢力の環境政党の欧州緑の党・欧州自由同盟(Greens/EFA)グループと第7勢力の欧州統一左派・北欧緑左派連盟(Left)があります。これらのグループも引き続き存在感を示しています。

セカくん: わくわくする!欧州議会の動向がこれからどうなるのか楽しみですね!

ボス: まあ、各会派の勢力図がどう変わっていくか、これからも注目していこう。

コネ姉さん: そうですね。欧州議会の動向がEU全体の政策にどう影響を与えるか、引き続き注目していきましょう。

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