米国連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は7月9日、連邦議会上院の銀行・住宅・都市問題委員会で金融政策に係る半期の議会証言を行い、7月5日にFRBが公表した金融政策報告書の内容に沿って、経済情勢や金融政策に関する認識を示した。
与野党議員からは、大統領選を見据えた質疑が多数寄せられた。
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セカくん: ジェローム・パウエルFRB議長が議会上院で証言したニュース、注目ですね!どんな内容が話されたんですか?
コネ姉さん: そうね、セカくん。パウエル議長は、経済情勢や雇用情勢、物価、金融政策について説明したの。経済は堅調だけど成長ペースは鈍化し、失業率は4.1%と低水準を保っているわ。インフレは緩和されているけど、依然として目標の2%を上回っているのよ。
ボス: ふむ…金融政策についてはどういう方針なんだ?
コネ姉さん: 政策金利は5.25~5.5%に維持され、バランスシートの縮小も続ける方針よ。インフレ率が2%に向かって持続的に低下する確信が強まるまでは、金利の引き下げは行わないと述べているわ。
セカくん: 民主党側からは住宅の高騰や労働市場の減速について質問があったんですね。FRBに早期利下げを求める意図もあったんですか?
コネ姉さん: そうね。でも、パウエル議長は労働市場が『減速しつつもなお強い』と述べ、現状が直ちに利下げの理由にはならないとの姿勢だったの。
ボス: 共和党側からは資本保有規制や移民のインフレへの影響について質問があったようだが、移民がインフレに与える影響についてはどう答えたんだ?
コネ姉さん: パウエル議長は、米国全体としては移民の流入がインフレを押し上げる要因にはなっていないと否定的な考えを示したわ。場所によっては住宅市場の逼迫に寄与した地域があったかもしれないけれど、全体的にはそうではないと述べているの。
セカくん: 政策金利の調整を慎重に評価する姿勢は、経済活動と雇用を弱めないために重要なんですね。
コネ姉さん: その通りね、セカくん。金融政策は非常に慎重に進める必要があるわ。これからの動向にも注目していきましょう。
ボス: まあ、仕方ないな。次のニュースも楽しみにしているぞ。