海外のスマホケース事情 シンガポールと比べてみた!
みなさんはどのようなスマホケースをどういった理由で使っていますか?
「海外ではスマホケースを使わない」と聞くこともありますが、ケースを使う・選ぶ基準は世界共通なのでしょうか。
今回はシンガポールのスマホケース事情と比較してみましたので、ぜひ海外との違いを参考にしてみてください。
どこで買う?
- 日本の場合
日本はスマホケース大国と言っても過言ではないほど購入場所の選択肢が多くあります。
オフラインで最も購入しやすい場所は、家電量販店ではないでしょうか。
それぞれの機種に対応するスマホケースが壁の商品棚一面に並べられ、「ケースがない!」ということにはならないはずです。実際の色味やデザインを比較することができます。
最近では、スマホケースに特化した専門店の他、オリジナルのケースを販売する雑貨店や100円均一ショップでも購入できるようになるなど、その選択肢がさらに広がりました。
オンラインショップまで含めれば、自分の求めるスマホケースが見つかるに違いありません。
- シンガポールの場合
今回は、シンガポール人の20代男性の知人にインタビューしてみました。
彼の場合、受け取りに時間を要するとしてもオンラインショップで購入するそうです。
オフラインショップよりも5ドルほど値段が安いと言います。
日本の消費者にはあまり馴染みがないかもしれませんが、シンガポールではshoppeeやlazadaといった東南アジア最大級のECサイトがショッピングの主流です。スマホケースに限らず、様々なものをインターネットで注文・購入する文化があります。
オフラインでも安く購入できる機会が多くある日本と、オンラインショッピングが盛んなシンガポールでは、購入する環境が異なっているのです。
どんなケースを買う?
スマホケースの形として、主に以下の種類が挙げられます。※
・背面を覆うためのシンプルなカバー型
・表面も覆える手帳型
・どちらも覆わない枠組みだけのバンパー型
他にもあるかもしれませんが、一般的にはこれら三つのどれかに当てはまると考えられます。
- 日本の場合
最近、若い世代の中で特に流行しているのは、ショルダー型のケースです。
ショルダーバッグのように肩からかけられるため、常に手元に持てることに加え、落とす心配がありません。
実際、ネット通販のランキング上位やスマホケースの検索予測の大半を「ショルダー」という単語が占めています。
スマホケースではありませんが、スマホリングという指を通すことができるスマホアクセサリーをつける場合もあります。
現在では、既存のスマホケースの背面にも強力なシールやマグネットでつけられるものもあります。
これらの昨今の流行を見るに、耐久性といったスマホを落としてからの強さよりも、落下防止の役割に重きを置く日本人が増えてきたのではないでしょうか。
スマホに限らず、ICカードや鍵もケースに入れる傾向のある日本人にとって、「落とさないようにする」「何かに包んでおきたい」という意識が根付いているのだと感じます。
- シンガポールの場合
一方のシンガポールでは、ショルダー型のケースは流行しておらず、見たことがないそうです。
確かに私がインターネットやSNSで調べた限り、日本、あるいは若者のトレンド発祥地である韓国での流行しか見られませんでした。それらの国ならではの独自の流行だと言えるでしょう。
また、彼を含め「シンガポールのほとんどの人はケースの耐久性を重視していると思う」と話していました。
どんなデザインを選ぶ?
- 日本の場合
ケースのデザインにも多様性が感じられるようになりました。
無地や単色のシンプルなデザイン、花柄やチェック柄といった柄物のデザイン、アニメなどのキャラクターがあしらわれたデザイン…
最もよく見かけるのは、背面が透明になったクリアケースというデザインです。
私も先月機種変更に伴ってケースを買い換えましたが、流行の波に乗ってクリアケースにしました。
今の10代、20代の人は、友達とのプリントシールやお気に入りのステッカー、専用のデザインシートを本体とケースの間に挟み、自分だけのケースを楽しんでいます。
背面が透明ということもあって、他のケースよりも割れやすく、耐久性が劣る場合もあります。
にも関わらず、クリアケースを愛用し、耐久性よりもカスタム性を重視している人も少なくないようです。
また、あるデータでは、「どのタイミングでスマホケースを購入するか」に対し、全体の半数近くが「携帯を買い替えた時」「ケースが壊れた時」「古くなってきた時」と回答する一方で、次に「気分を変えたい時」と回答する人が多かったとされています。※
クリアケースは、ケースに挟んでいるものを替えるだけで、お金も時間も掛けず新しいデザインが楽しめます。
ある意味「ケースを買い替えている」と言えるのも、流行の理由かもしれません。
- シンガポールの場合
日本人のようにクリアケースを使用している人も少なくないようですが、それだと心もとなく、落とした際でも本体が壊れないといったケース本来の役割を求めているようでした。
デザインによって買い替えをする人もあまりおらず、耐久性に優れたケースを使い、壊れたら買うのが一般的なようです。
終わりに
日本とシンガポールのスマホケースの違いはいかがでしたか?
あくまでも私や友人の考えですので、もちろん人によって選ぶ価値観は変わってきます。
しかし、同じアジアでスマホケース一つとっても、その流行や文化に小さいながらも違いがあることは明らかです。
「今の日本の流行はこうだけど、他の国はどうなんだろう?」と調査してみるのも面白いかもしれません。
※以下のサイトを参考にしました。
Hamee『スマホケースは若者ほど頻繁に変える傾向にあり、女性よりも男性の方がブランド志向が強い結果に。』