家系ラーメンは海外でも流行するのか

最近、町の中で頻繁に「横浜家系ラーメン」の看板を見ることがありませんか?筆者の私はラーメンの中でも家系ラーメンが一番好きです。この記事では、現段階でラーメン店はどのくらい海外に進出しているのか、海外で家系ラーメンは受け入れられるのかについて書いてみたいと思います。
家系ラーメンの概要説明
そもそも家系ラーメンとはについて説明しようと思います。家系ラーメンは1974年創業の「吉村家」が源流とされています。家系ラーメンの特徴は主に三つあります。一つはスープです。家系ラーメンのスープは豚骨や鳥ガラからとった出汁と醤油のカエシを合わせたもので、濃厚かつ切れのある味のスープが多いです。二つ目が、具材についてです。家系ラーメンのデフォルトのトッピングとして、海苔三枚・ほうれん草・焼き豚・ネギが乗っていることが多いです。三つ目の特徴としてはコールです。コールによって家系ラーメンの油の量・味の濃さ・麺の硬さを自分の好みに調整することができます。
海外からのラーメン全般の評判
初めにそもそも日本のラーメンは海外の人々に受け入れられているかを確認したいと思います。JNTOが2009年に行った調査では、「特に満足した日本の食事」として寿司に次ぐ二位にラーメンが挙げられています。このことからも海外の人からラーメンは支持を受けていると考えられます。特に2000年代初頭ではアメリカでラーメンブームが起き、アメリカ国内に次々とラーメン屋ができたそうです。また東南アジア、特にシンガポールでは爆発的なラーメン人気があり熊本に本店を置く「味千ラーメン」は21店舗までシンガポールで拡大しています。味の種類では「豚骨ラーメン」が人気であるという声が圧倒的でした。臭みが少ない豚骨スープであれば、味はクリーミーで飲みやすいためその部分が海外の人々にも受け入れられている部分であると考えられます。
海外で家系ラーメンは受け入れられるか
結論から申し上げますと、家系ラーメンも海外の人から受け入れられると考えられます。家系ラーメンのスープは、記事の序盤で記載したように、豚骨や鳥ガラから取った出汁と醤油を混ぜて作られるため、海外の人から支持を受けやすい味になっていると思うからです。また太い麺や濃厚なスープ、チャーシューなどで構成されているためボリューム感もあり、日本と同価格で家系ラーメンを提供できることが可能であれば、とてもコスパのいい外食店になると考えられるからです。懸念点があるとすれば、家系ラーメンのデフォルトでトッピングされている海苔は外国人の内臓では消化ができないというデータもあるため、そこの点ではトッピングの改良が必要になります。
・海苔が消化できないことを紹介している記事 https://world-conect.com/seaweed_foreigner_japan
クロージング
以上のことから、家系ラーメンは今後海外に進出し、成功する可能性がかなりあると考えられます。家系ラーメンはコールで好みの味に調整できるので、多くの人に受け入れられることでしょう。海外でのラーメンブームに乗じて、日本の家系ラーメンが世界の人々を魅了してほしいと願うばかりです。