海外企業に聞いた!コロナによって失う機会と得る機会
2020年が始まってから世界の経済は大きく変動しました。
要因はいくつかありますが、なんといってもコロナウィルスの影響が大きいですよね。
旅行や観光、商業施設に至るまで多大なる影響を与えました。
予期せぬ展開に多くの経営者が頭を抱えたと思います。
そんな誰も経験したことがないこの経済のピンチをビジネスチャンスに変える機会があるのではないのか??
私たちはそう考え、今回は東南アジアの海外企業にコロナウィルスがどのような影響を与えたのかアンケートを実施し、コロナによって失う機会と得る機会について書いていこうと思います。
目次
新型コロナウィルスの現状
はじめに、新型コロナウィルスの現在の状況について簡単に説明していこうと思います。新型コロナウィルスは、現在(2020.3.29)感染者数は63万人、死者数3万人という世界的に流行している感染病です。
今回調査を実施した国の感染状況は以下の通りです。
シンガポールやタイは皆さんも、観光で行ったことがある人は多いのではないでしょうか?
特にタイはバンコクやプーケットといったリゾート地からの外国人感染者が多かったそうです。
調査対象国:タイ、ミャンマー、シンガポール、台湾、ベトナム
調査対象数:20人
調査実施日:3/17~3/23
業種:美容・健康・食品
業態:小売り・問屋・サロン・レストラン
アンケート内容と結果
コロナの影響についての以下の6つの質問を、東南アジアの企業に聞いてみました。
① コロナの影響はいつから始まりましたか?
② ビジネスにおいてコロナによる悪影響はありますか?
③ コロナがビジネスにおいて良い影響を与えてことはありますか?
④ いつ頃、コロナが終息すると思いますか?
⑤ 今後起こりえる脅威は何があると思いますか?
⑥ 今後起こるビジネスチャンスは何が考えられますか?
それではそれぞれの答えを国ごとに見ていきましょう!
1.コロナの影響はいつ頃から始まったのか
シンガポール、ベトナムが早い時期からコロナの影響を感じていたらしいです。
シンガポールは、″ガーデンシティ”、″世界で最もビジネスがしやすい国”といわれるだけあって、たくさんの人が観光やビジネスのために集まってきます。感染者が増え、影響が出始めるのが他国よりはやいのも納得です。
2. ビジネスにおいてコロナによる悪影響はありますか?
〈ベトナム〉
〈シンガポール〉
〈台湾〉
〈タイ・ミャンマー〉
このように、各国でコロナによる何らかの悪影響はあるみたいです。
特に原料を海外から輸入している場合は、流通がとまった時モノの流れに大きな悪影響が出ます。
サプリメントを扱う企業にはあまり目立った悪影響は出ていないと答えていました。
3. コロナがビジネスにおいて良い影響を与えたことはありますか?
〈シンガポール〉
〈ベトナム〉
〈台湾〉
〈タイ・ミャンマー〉
東南アジアでは、コロナウィルスの影響を受け、健康食品やサプリの需要で増えています。
たしかに、健康面を気にする人は感染症の影響で増えていますよね。ロックダウンにより健康的な生活を送れない人たちはサプリメントに頼るかもしれません。
反対にレストランなど人の集まる場所への需要は下がります。これは日本と同じですね。
4. いつ頃コロナが終息すると思いますか?
〈シンガポール〉
〈ベトナム〉
〈台湾〉
〈タイ・ミャンマー〉
各国のコロナ終息の予想は最低でも年内中とのことでした。
また2,3カ月で落ち着くだろうと予想する方もたくさんいました。
ですが、4月頃東京に、緊急事態宣言が出て約半年がたちましたが未だ、ソーシャルディスタンスや営業時間短縮などコロナ前の状態に戻るまで時間がかかっています。
「コロナが起こる前のノーマルな状況にはもう戻らない」と思っている人でさえいます。
コロナと共存できる経済のカタチを考えていくべきなのかもしれないですね。
5. 今後起こり得る脅威は何があると思いますか?
〈シンガポール〉
〈ベトナム〉
〈台湾〉
〈タイ・ミャンマー〉
原料を海外から輸入している企業にとっては、物流の流れが今後の脅威だと感じているところが多いですね。
一方で、食品やレストラン関連の業種の企業は現地スタッフの削減を考慮に入れるところがありました。
日本でもバイトの学生がお金を稼げなくなってしまう問題が上がりましたね。
6. 今後起こるビジネスチャンスは何が考えられますか?
〈シンガポール〉
〈ベトナム〉
〈台湾〉
〈タイ・ミャンマー〉
ビジネスチャンスがあると思われている業種は健康関連や、オンラインビジネスでした。
サプリメントの需要はコロナ前よりも上がったそうです。
また、ベトナムの子問屋・小売の企業の方からはお年寄りや子供のヘルスケアがチャンスになると答えていました。
ベトナムはWHO(世界保健機関)に高齢化の著しい国の一つと認定されているほどです。
そんな中でコロナウィルスの感染が広がりヘルスケアの需要が高くなっているのかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたか?
コロナの影響を受けていると感じている業種は雑貨やアパレルが最も多かったです。
原因として、消費者が本当に大切なものにしかお金を使わなくなっているということでした。
またレストランや小売りの業態をとっている企業は人が外に出なくなったことがあり、売り上げが落ちているとのことでした。
一方で、ビジネスチャンスがあると思われている業種は、医療・健康関連でした。
そして今最もビジネスの可能性があるといわれている業態はオンラインショッピングです。
コロナウィルスの影響でほとんどの人が外出を必要最低限に控えるようになりました。家にいる時間も増えて、暇な時間にポチっとお買い物してしまう…。誰もが一度は体験したことがあると思います。
世界中の人が外に出ないようにする異例の状況ですがビジネスの機会はないというわけではないようですね!
参考になれば幸いです。