2023年も注目!ファッションの祭典メットガラ

海外では度々セレブが集まる大きなパーティーが行われ、注目の的となっています。
中でも毎年SNSで大きな話題になるファッションの祭典、メットガラ。
どういった目的で行われている祭典なのか、ここでおさらいしましょう!
METガラって?
世界的に有名なメットガラの正式名称は、「コスチューム・インスティチュート・ガラ」。毎年5月の第一月曜日に開催されている伝統的な祭典です。
このイベントの実態は、コスチューム協会の資金金集めパーティーなのです。
芸術、ファッションを代表するアカデミックかつ華やか、そしてゴージャスなこのイベントですが、完全招待制になっており、チケットは数百万以上と言われる高額な価格設定になっています。しかも政治、アートや音楽などで一流の人しか呼ばれず、チケット制とはいえ入手が困難なのです。セレブの服を報道する取材陣も正装のブラックタイでと指定されるほど、格式の高いイベントです。
アメリカ・NYのメトロポリタン美術館(通称MET)付属のメトロポリタン美術館服飾研究所(コスチューム・インスティチュート)が毎年開催している展覧会のオープニングを飾るという位置付けのイベントになっており、毎年テーマが決められています。参加者は各々そのテーマに沿った服を用意し、多くの記者の前で披露します。
2022年のテーマは「Gilded Glamour(金色に飾られた魅力)」と「White Tie(正礼服)」。メットガラで着られる服はカルティエ(CARTIER)ヴェルサーチェ(VERSACE)サンローラン(SAINT LAURENT)など名だたるブランド物ばかりで、豪華な宝石を全身にあしらった服などもあり、非常に見所の多いイベントとなっています。
主催者は「プラダを着た悪魔」のモデルになった人!
主催者は米版『VOGUE』編集長のアナ・ウィンター。誰が出席できるかの最終判断は彼女に委ねられています。
アナは『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じた編集長のモデルと言われており、彼女にMETガラへの参加を認められることがセレブのステータスとなっています。
アナはイベント全体の進行を行っていますが、当日は有名セレブリティの共同ホストも登壇し共にイベントを盛り上げます。
2023年のテーマ
2023年も5月の第一月曜日に開催されるメットガラのテーマは、「Karl Lagerfeld: A Line of Beauty(美のライン)」です。
2019年に亡くなったドイツ人ファッションデザイナー、カール・ラガーフェルトに焦点が当てられます。フェンディやシャネルなど世界的ブランドで生み出された彼のデザインに注目です。
また、2023年の会場は、なんと日本人建築家の安藤忠雄氏が手掛けるそうです。表参道ヒルズや淡路夢舞台といった数々の建築作品が有名ですが、こちらにも注目したいですね。
2022年のメットガラで話題になった人
ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)
2021年には共同ホストも務めた世界的人気歌手のビリーは、廃棄予定のドレスを再利用するアップサイクルドレスを着用していました。若い世代に絶大な人気を誇る彼女だからこそのメッセージが伝わってくるように思えます。
ブレイク・ライブリー(Blake Lively)
「ゴシップガール」の主人公で有名となった女優のブレイク。レッドカーペットの途中で大きなリボンが特徴的なピンクゴールドのドレスが水色に変化するパフォーマンスで話題になりました。
フレデリック・ロバートソン (Fredrik Robertsson)
スウェーデンを拠点として活動するクリエイティブディレクターの彼が注目されたのは、その奇抜な恰好だけではありません。アカデミー賞の受賞歴も持つ俳優ジャレッド・レトではないかと一時騒然となったのです。のちに本物のジャレッドが登場し、フレデリックの正体が明らかになりました。
2023年も目が離せない!
いかがでしたでしょうか?2023年の参加者やドレスも楽しみですね。
もっと詳しく知りたい方は、アナに密着した8ヶ月のドキュメンタリー映画『メットガラ ドレスをまとった美術館』をご覧になってください!