「海外企業との初めてのOEMは良い意味でギャップがあった。」株式会社ラメール 小林さん|トモダチドリブン海外進出インタビュー
COUXUメンバーが海外進出に取り組んでいる日本企業の方へ聞きたいことを聞いていく「トモダチドリブン海外進出インタビュー」で今回ご紹介するのは、直近のお取引で美容サプリのOEM契約を締結している、株式会社ラメールの小林さんです。弊社のCSユニット山西が成約までのやりとりや締結の要因などについてお話を伺いました。(以下敬称略)
国内の事業について
山西:日本国内での事業形態について教えていただけますか。
小林:弊社では国内でサプリメントの卸売、BtoBの販売をしています。
主にカタログ販売や大型の催事での販売、美容サロン、またOEMとしてECなどをおこなっているお客様に対してPBブランドのご提案もしています。
COUXUのサービスが果たした役割
山西:御社においてCOUXUはどういった役割だと考えていますか。
小林:自分たちで商品ページを作って相手から問い合わせをしてもらう待ちの姿勢のサービスはよくあったんですけど、COUXUさんの場合ですと有力なバイヤーさんの情報をこちらにいただいて主体的にこちらからアプローチができる。お客さんを紹介していただくきっかけを作っていただけるサービスだと思います。
海外企業との初のOEM
山西:直近では香港企業とOEMの取引をしていると思いますが、どのような商品が売れましたか?
小林:商品が「極上美容の作り方」という商品で、日本産のヒアルロン酸をメインにしたサプリメントになっております。
山西:なるほど、これはパッケージもOEMの受託で取引を成功されていると思うのですが、パッケージは先方さんからのデータを印刷したというかたちですよね。
小林:はい、そうです。ネーミングなどは海外企業にもアドバイス求められて、これはあくまでも日本で売っている商品で日本の市場においても受け入れられていることが海外にも伝わると良いというお声がありました。そのため、他の日本の商品の表現の事例であったり、社内の打ち合わせを重ねながら商品を作りました。
山西:今回成約した香港企業との取引より以前に、海外での販売はおこなっていましたか?
小林:まだコロナ前だった時期の国内展示会において、台湾企業の方が弊社で使っている商品の素材カプセルにすごい興味を持たれていたので、カプセルの状態での輸出はありました。ただ、OEMという形は、今回が初めてです。
「パートナーとして」商品を海外企業と作り出す
山西:今回の取引で海外企業とがっつりOEMというかたちで関わるのは小林様も初めてだと思うのですが、やる前とやった後で何かギャップはありましたか?
小林:いい意味のギャップで言うと、トークの部分はやっぱり経験者の方が必要なんですけど、それ以降のメールのやりとりはなんとかなるというのが正直なところです。
海外企業の担当者のご協力ももちろんありますし、アジア圏同士のやり取りなのでそこまで難しい英語も飛び交わなかったです。何とか契約までは関わることができたというのが一つですね。
あとは、値段の値ごろ感であったり、商品単体の容量であったり、あとはさっきの商品のパッケージ表現もそうなんですけれども、国が違うとセンスも違ったりする部分のギャップはありました。
山西:OEMとなるとミーティングを何度もしないといけないのではないか、英語が完璧にできない厳しいのではないか、というような難しいイメージを持たれている方が多いと思いますが、ご経験者として小林様はどのように感じてますか。
小林:最初の海外企業のニーズやそれをすり合わせるトークは必要だと思うんですけど、その部分はCOUXUさんと打ち合わせをしておけばミーティングもできそうだなとイメージがありました。
それ以降に関してはメールもありますし、あとは国や会社によって輸入のルールなども変わってくると思います。そこはお客様に対して実施するというより一緒にパートナー同士でガッツリ組んでやっていくっていうイメージがあったので、やりづらかったとか大変だなという印象は思ったよりなかったですね。
山西:海外企業との取引において、上手くいった点と難しかった点はありましたか。
小林:上手くいった点で言うと、先方から美容サプリで国産のヒアルロン酸を使いたいという明確なニーズをいただけて、最初のミーティングでもある程度関係性を作ってどれぐらいの値段で仕入れたいのか実売は現地でいくらなのかという情報が掴めました。
チーム感というか仲良くなれた状態で、全体的に進められたのは良かったのかなと思います。進行に関しては、そこまで苦労しなかったというのはあります。
海外進出したい企業へのアドバイス
山西:これから同じようにサプリメントだったり健康食品という部分において、OEMや海外挑戦を考えている日本企業の方に伝えたいことはありますか。
小林:海外企業との取引に至るまで何回か商談はあったんですけれども、何か自分で打ち出したいものがあればとにかくそれを発信してみることが気づきになるのかなとも思います。
自分の商品をきっかけに向こうのニーズと合わせていろいろと形も変わってくると思うので、それでマッチできれば上手くいくんじゃないかなと思います。
Company Profile
社名 : 株式会社 ラメール
代表 : 代表取締役会長 飯田 勝夫
住所 : 神奈川県鎌倉市七里ガ浜2-16-20
U R L : http://www.lamer-avs.co.jp/