赤ちゃんが香水をつける⁉世界の香水事情と種類の紹介

赤ちゃんが香水をつける⁉世界の香水事情と種類の紹介

皆さんは普段香水をつけますか?海外の方は香水をたくさんつけ、日本人は周りから好印象な石鹼系などの香水をつけるイメージがあるかと思います。違いや歴史、香水の種類を見ていきましょう!

香水の誕生

現在のオードトワレ(持続時間3~4時間程度)のようなものは16世紀末に初めて作られました。ヴァロワ朝第10代のフランス王のフランスアンリ二世の夫人であったカトリーヌ・ド・メディシスが、イタリアからフランスに持ち込んだことにより、世に知られるようになりました。またその際パリに香水店が初めてオープンしました。19世紀までは、リウマチの薬・バラ風呂・体臭隠し・皮革製品の匂い対策など様々な用途に使われていましたが、1921年に有名な「シャネルNo.5」が誕生したことにより、香水史が塗り替えられ、合成香料が注目されました。

香りの文化比較

現在の香水はフランスが発祥であることが分かりましたね。続いては世界の香水事情を紹介していきます。

フランス

 

フランスでは小学生でも香水をつけることが珍しくありません。男性が香水をつけることもポピュラーで、男女関係なく季節やシーンごとに変えながら日常遣いをしています。また赤ちゃんが生まれたとき、記念に香水を贈ることもあります。ブルガリやジバンシイ、エルメス、プチバトーからもキッズ香水が発売されており、有名ブランドから発売されていることから、いかに浸透しているかが分かりますね。また、ディオールから今年はじめてキッズ香水が発売されましたが、日本では5店舗限定と文化の違いを感じられます。

シンガポール


https://jamalkazuraaromatics.com/

シンガポールでは、イスラム教の人が15%を占めています。イスラム教ではアルコールが禁じられているため一般的な香水を使うことが出来ないため、シンガポールではパフュームオイル(香油)が浸透しています。パフュームオイルは肌馴染みがいいベースオイルとエッセンシャルオイルからつくられており、一般的な香水は、人工的に合成された安定性や一貫性のある合成香料が使われているのに対し、エッセンシャルオイルは植物から抽出される天然の香り成分です。

日本

日本では香水をつけるのは高校生以降がほとんどです。匂い消しやマナーというより、自分の魅力を高めるために使われます。また、香水の順位がメイクより高い国もあるのに対し、日本ではヘアセットやファッションやメイクに比べ優先順位が低いです。女性は4人に1人、男性は5人に1人が使用しており20~30代の使用率が高いです。

香水の種類

香水に種類があることをご存じの方は多いと思います。ここでは種類別の濃度、持続時間、特徴を紹介します。是非参考にしてください!

パルファム

香り成分の濃度が15~30%と、香水の中で最も高濃度です。持続時間は12時間程度と長時間のものが多く、1滴でも十分香るほど匂いが強めで高価です。

オーデパルファム

濃度が8~15%と2番目に高濃度です。持続時間は5~10時間程度と比較的長時間のものが多く、1~3プッシュが適量です。日常的に使いやすいのが特徴です。

オードトワレ

濃度が5~10%と3番目に高濃度です。持続時間は2~5時間程度と比較的短く、2~4プッシュが適量です。付け直しても大丈夫で軽やかで使いやすいです。また香りも万人受けのものが多いのが特徴です。

オーデコロン

濃度が1~5%と最も低く、持続時間は1~2時間とかなり短いです。しかし、手首など体温が高い場所に、ボディークリームと一緒につければ長持ちさせることが出来ます。

まとめ

いかがでしたか?香水の歴史、国ごとの文化、種類について知ることが出来ましたね。その日合う相手によって香りを変えたり、海外に行く際、その国の香水文化に合わせてつける量や香りを変えるのも楽しそうですね!

参考文献

https://www.jffma-jp.org/learning/base/index.html
日本香料工業会 香りの歴史
https://products.st-c.co.jp/plus/channel/10442/
空気をかえようエステー フランス人はどのように香りを楽しんでいるか?日仏香りの文化比較 2021年2月19日
https://getnews.jp/archives/3457429/gate
ガジェット通信 赤ちゃんから使える‟子ども用香水“があるって知ってた?
2022年11月6日
https://x.gd/isIg0
DIOR ベビー、子供の最初の一歩やエモーションを讃えた、やさしさあふれるポエティックなビューティーライン「ベビー ディオール」。
https://ameblo.jp/kijitorapurinn/entry-12130983129.html
香水の音、アロマの色

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