2024年も注目！ファッションの祭典メットガラとは

海外では度々セレブが集まる大きなパーティーが行われ、注目の的となっています。
中でも毎年SNSで大きな話題になるファッションの祭典、メットガラ。
今年は5月1日に行われ、例年通り世界各国の人々の話題に上がりました。
2024年の開催に備えて、どういった目的で行われている祭典なのかここでおさらいしましょう！

1 メットガラって？
2 主催者は「プラダを着た悪魔」のモデルになった人！
3 2023年のメットガラ

メットガラって？

世界的に有名なメットガラの正式名称は、「コスチューム・インスティチュート・ガラ」。毎年5月の第一月曜日に開催されている伝統的な祭典です。
このイベントの実態は、コスチューム協会の資金金集めパーティーなのです。
芸術、ファッションを代表するアカデミックかつ華やか、そしてゴージャスなこのイベントですが、完全招待制になっており、チケットは数百万以上と言われる高額な価格設定になっています。しかも政治、アートや音楽などで一流の人しか呼ばれず、チケット制とはいえ入手が困難なのです。セレブの服を報道する取材陣も正装のブラックタイでと指定されるほど、格式の高いイベントです。
アメリカ・NYのメトロポリタン美術館（通称MET）付属のメトロポリタン美術館服飾研究所（コスチューム・インスティチュート）が毎年開催している展覧会のオープニングを飾るという位置付けのイベントになっており、毎年テーマが決められています。参加者は各々そのテーマに沿った服を用意し、多くの記者の前で披露します。

主催者は「プラダを着た悪魔」のモデルになった人！

主催者は米版『VOGUE』編集長のアナ・ウィンター。誰が出席できるかの最終判断は彼女に委ねられています。
アナは『プラダを着た悪魔』でメリル・ストリープが演じた編集長のモデルと言われており、彼女にMETガラへの参加を認められることがセレブのステータスとなっています。
アナはイベント全体の進行を行っていますが、当日は有名セレブリティの共同ホストも登壇し共にイベントを盛り上げます。

2023年のメットガラ

テーマ

今年の5月の第一月曜日、5月1日に開催されたメットガラのテーマは、「Karl Lagerfeld: A Line of Beauty（美のライン）」でした。
2019年に亡くなったドイツ人ファッションデザイナー、カール・ラガーフェルトに焦点が当てられます。フェンディやシャネルなど世界的ブランドで数々のデザインを生み出した彼への敬意をドレスコードとしたそうです。
また、2023年の会場は、なんと日本人建築家の安藤忠雄氏が手掛けられました。表参道ヒルズや淡路夢舞台といった数々の建築作品が有名ですが、こちらにも注目したいですね。

話題になった人

ここからは今年SNSで特に話題になっていた2023年の参加者をご紹介していきます。
※写真と引用は全てVOGUE JAPANより（https://www.vogue.co.jp/article/rihanna-asap-rocky-met-gala-2023）。

アン・ハサウェイ（Anne Hathaway）

『プラダを着た悪魔』のアシスタント役でも有名な世界的俳優のアン・ハサウェイ。
「ツイードや、パール、カメリア、安全ピン、スリット、コルセットをミックスした、90年代的ファッションへのオマージュ」だというドレスと「古代のコインをモダンでタイムレスなデザインとして取り込んだ」ブルガリのオーダーメイドネックレスで、SNS上では「今年の優勝だ」と絶賛する声が多数見受けられました。
時代を超えたアイテムやデザインが組み合わせられたドレスに身を包む彼女には、まさに美しいという言葉がぴったりです。

ジャレッド・レト（Jared Leto）

そんなアンの後ろから現れたのは、毎年個性的なドレスで会場を沸かせる俳優兼ミュージシャンのジャレッド・レトです。
今年はなんとテーマであるカール・ラガーフェルトの愛猫に扮したふわふわの着ぐるみで登場していました。
他にも猫をモチーフとしたドレスを着ている参加者がいましたが、ジャレッドのものは顔すらも覆う完璧な猫姿。
頭を外した後は、笑顔でアンと抱き合っていました。

リアーナ (Rihanna)

パートナーでもあるアメリカの人気ラッパー、エイサップ・ロッキーと登場したシンガーソングライターのリアーナは、大きな椿がいくつもあしらわれた目を引くケープが印象的でした。
ケープを脱いだ下には、第2子を妊娠中だというお腹に純白のドレスをまとっており、「この夜の最も注目すべきブライダルのトレンドセッターにもなった」といいます。
ファッションショーでは御法度な大遅刻をしてやってきた彼女ですが、その堂々とした姿に観客も魅了されていました。