「アメリカ人は太ってる」は過去の話?ヘルシーなティーンの流行食
アメリカの食事イメージといえばピザ、マック、ハンバーガーポテト。揚げ物や炭水化物ばかりが浮かびますよね。一般的には「アメリカの食事は高カロリーで栄養偏ってる」「アメリカ人は太ってる」と思われています。しかし最近はヴィーガンや健康志向の人も増えてきており、アメリカの10代を中心に食の流行が大きく変わってきています。
アメリカ人は太っているのか?憧れられる体型とは
アメリカでは”ホット””セクシー”等の褒め言葉があり、日本のような可愛い系よりは綺麗でセクシー、肉づきの良い女性が好まれる傾向がありました。海外の人はチャームポイントがお尻であり、女性はジムに通ってより良い体づくりのためにワークアウトをしています。今もそれは変わりませんが一方でVictoria’s Secret.(ヴィクトリアズシークレット)のようなスレンダーなモデル体系も非常に憧れられています。今は人々のルッキズムや過度の痩せ過ぎが問題になっているため中止されていますが、ヴィクシーは下着のブランドで年に一回お披露目のファッションショーを行っていました。彼女たちはエンジェルと呼ばれ、欧米のティーンの憧れの的なのです。
健康志向の高まり
現在のアメリカでオーガニックやヴィーガンは最先端トレンドです。ナゲットマーケット(Nugget Markets)やトレーダー・ジョーズ(Trader Joe’s)などオーガニック食品を扱うスーパーは健康志向のアメリカ人にお馴染みであり、ガイドブックに載るほど有名になってきています。米国で健康志向の高まりをけん引しているのは、ミレニアル世代と呼ばれる 18~34 歳の消費者層です。この世代は、インターネットの普及と共に育った世代であり、健康に関する知識が豊富なことから、他の世代に比べて健康志向が高くなっています。そして米国では、医療保険制度が整っておらず医療コストが高い為、健康的な食生活を送ることで、健康を維持する人もいるようです。
実際の食生活は野菜たっぷり
実際に健康意識が高い人の間で食べられているのはスムージーボウルというものです。こちらは果物本来の甘みがある上にアレンジも幅広く調理も簡単で、腹持ちもいいのでよく食べられています。材料としてバナナやアーモンドミルク、マンゴー、ラズベリーなど果物をブレンダーに入れて混ぜるだけで出来上がりです。後はお好みで果物を配置すると見た目も鮮やかなスムージーボウルが出来上がります。インフルエンサー も好んで食べており、インスタで検索すると300万もの投稿がヒットする一般的な料理になっています!
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日本では美意識高いOLのような、一部の人に人気があるイメージかもしれません。日本では野菜も非常に高いですし毎日というのはエンゲル指数的に大ダメージですよね。海外でスムージーが人気になっているのは野菜価格のお手頃さというのがあります。日本では500円する苺も300円、一個100円のアボカドは50円と驚異的に安い価格で売られています。どこに行っても野菜が無造作に山積みにされて売られています。このような野菜の身近さがスムージーボウルの人気に基づいているかもしれません
海外ティーンの昼ご飯
海外の子はお弁当という概念があまりありません。日本で学校の昼ご飯といえば、学食もしくはお母さんの手作りお弁当ですよね。どちらもお弁当や定食でバランスも見目もよく作られています。一方彼らは茶色の紙袋もしくはタッパーに母手作りのサンドイッチを持ってきたり、コンビニで買える生のりんごやバナナを丸かじりしています。私自身海外で見たときは軽くカルチャーショックをうけました。りんごを丸かじりというのはバスの中でも見られるくらい普通のことなのです。ピザやバーガーももちろん一般的ではありますが、海外のOLがタッパーに味つかなしのシンプルな野菜を持って行ったりと人によっては真逆の健康的な食事をしているのをよく見ます。日本食も健康的ということで非常に評価が高く、豆腐や蕎麦などが人気を博しています。
海外の運動状況
海外ではジムが非常に安いです。日本では月1万円ほどしますが、私は公営のプール付き3階建てジムを月3000円程で利用していました。町の至る所にもジムがありますし、海外はレギンスが一般的な服装なのもあり、ジム着ヨガ着で出歩いている人も多く見ます。学校などの施設にも立派なジムが大抵ありますし、会社から休憩時間に走りに来たという人も多くいます。実際は運動が日常生活の一部になっているような状態です。
まとめ
いかがでしたか?海外の運動や食事文化は思っているよりも健康的です。数値的に肥満が多いのは事実ですが、ティーンを中心に食生活や意識が変わってきています。海外に行かれた時は定番の高カロリー料理だけでなくヘルシーな料理も楽しんでみてください!