越境ECが火種?!コロナ禍で今特に売れている韓国化粧品3選
グローバル化が進みモノ情報の行き来がスムーズな現代において日本でも海外化粧品人気がでています。特に韓国化粧品は少し前のKブーム(韓ドラ、韓国アイドル)が火付け役となり世界中で爆発的に売れるようになりました。2020年からのコロナ禍では化粧品業界は厳しい立場に置かれましたが、韓国化粧品は相変わらず好調で、むしろコロナ特有の需要によって売り上げを伸ばしているというのです。
目次
コロナ禍でのニーズ
①素肌を綺麗にする化粧品ニーズ
コロナ禍では外出自粛と仕事のリモート移行により家にいる時間が増えました。そのため化粧をしなくなり、”地肌力の底上げ”のために天然由来のコスメが好まれる傾向が出てきました。韓国では20~30代の若い層が未来投資としてアンチエイジング商品を求める傾向も出てきているようです。他にもマスクによる肌あれに悩む人が増え肌の鎮静効果が高い商品が前年比30%以上も売り上げアップしました。
②顔に映える化粧品ニーズ
マスクを着けていると、目元しか見えないため、アイメイク用品の人気が高まっています。今まではナチュラルなメイクが人気でしたが、顔をはっきりさせるために発色が良い商品人気が出ました。アイメイク以外の部分は持続性があり落ちにくいモノが好まれています。
女子学生に人気の越境EC
Qoo10
メリットは日本で海外コスメを買うより安く買える事です。3000円の商品が2000円程で買える事もあり、金欠の女子学生にはとても嬉しいECサイトです。デメリットとして送付に2週間もかかってしまう事、偽物や傷ついた商品が届く恐れがある事です。この失敗例はSNSでよく見かけますが、正規販売店、口コミの多い店で買ってリスク回避をしているようです。Qoo10はメガ割りという最大80%もの割引セールを度々行っており、クーポンもたくさん手に入れる事ができます。女子学生にとって送付までにかかる時間<金額のメリットが大きいという事なのでしょう。
Aliexpress
中国のアリババグループにより運営されている2010年に開設された国際的消費者向けECプラットフォーム。メリットは海外の可愛い洋服が安く買える事です。日本で韓国風ファッションが大流行していますが、その服が1000円台の安さから取り寄せる事ができます。他にもなかなか見かけない薬や化粧品を頼む人も多いです。
Sheinや17kg等の海外通販サイト
Sheinは欧米風な服、17kgは韓国の流行服を安い価格で買う事ができます。両サービスとも配送に2週間かかるというデメリットはありますが、それを含めても女子学生に人気のサービスです。最近の女子学生はこの大手サービスだけでなく、インスタで気に入ったアカウントの通販サイトから直接服を買ったりもしています。
コロナ禍流行韓国化粧品3選
ここからは軽く日本で人気の韓国化粧品について、①人気理由②価格③販路について軽く説明します。人気になるコスメの共通点を見出す参考になれば幸いです。
1 ジューシーラスティングティント/rom&nd
①人気理由:従来のティントリップより落ちにくい。色のバリエーションが様々
②価格:1320(税込)
③販路:ロフト、薬局、韓国コスメショップ
2CICAデイリースージングマスク/VT COSMETICS
①人気理由:医療用ガーゼを使い、ニキビの鎮痛効果が他商品より強い
②価格:2420(税込)
③販路:ロフト、薬局、韓国コスメショップ
3ノーセバムミネラルパウダー/Innisfree
①人気理由:天然由来の化粧品で肌だけでなく髪にも使える
②価格:825(税込)
③販路:ロフト、薬局、Inisfree公式ショップ
まとめ
コロナ禍で、天然由来で肌に優しい物、素肌元来の力をより引き出す化粧品の需要が高まっている事がわかりました。シカクリームという韓国由来の化粧品が売れているように、日本も酒粕や炭など日本の強みがある化粧品を使って海外進出をするチャンスがあるのではないでしょうか。