16年間で4倍も増加!?世界に羽ばたくお茶について

16年間で4倍も増加!?世界に羽ばたくお茶について

皆さんは普段お茶を飲みますか?紅茶、緑茶、中国茶、多くの種類のお茶があります。今回はそんなお茶の種類や生産量、消費量、さらには海外からの緑茶に対する反応を紹介します!

お茶の種類について

お茶は大きく分けて、発酵度の違いにより、日本茶(緑茶)、中国茶(烏龍茶、プーアール茶)、紅茶に分けることが出来ます。また、さらに細かく分けることが出来るため紹介していきます!

日本茶(緑茶)


日本茶は、発酵をほとんどしていないお茶です。そのため、茶葉本来の緑色や香り、旨味を楽しむことができます。日本茶には、煎茶、玉露、ほうじ茶、抹茶など、様々な種類があります。

•煎茶
日本茶の中で最もポピュラーな種類です。茎を取り除いた茶葉を蒸して乾燥させたものです。
•玉露
茶摘み前の20日前ほどから茶園を覆い、日光を遮断して育てた茶葉から作られます。甘みと旨味が特徴です。
•ほうじ茶
煎茶の茎や茶葉をほうじ(炒って乾燥させたもの)にしたものです。香ばしい香り でカフェインが少ないため、寝る前に飲むのもお すすめです。
•抹茶
茶葉を石臼で挽いて粉末状にしたものです。お菓子や抹茶ラテなどによく使われます。

中国茶

中国茶は、日本茶よりも発酵度が高いお茶です。そのため、日本茶よりも茶葉の色が濃く、味も香りも強いです。中国茶には、烏龍茶、紅茶、プーアール茶など、様々な種類があります。

•烏龍茶
発酵度が比較的低い中国茶です。青茶とも呼ばれます。爽やかな香り and まろやかな味わいが特徴です。

•プーアール茶
発酵度が高く、独特な香りと土のような味わいを持つ中国茶です。長期保存することで味が変化する、いわゆる「熟成」を楽しむことができます。

紅茶


紅茶は、中国茶の中でも特に発酵度が高いお茶です。そのため、茶葉の色が最も濃く、味も香りも最も強いです。紅茶には、セイロンティー、ダージリン、アッサムなど、様々な種類があります。

•セイロンティー
スリランカ原産の紅茶です。軽い口当たり and 爽やかな香りが特徴です。
•ダージリン
インド原産の紅茶です。マスカットのような甘い香りが特徴です。
•アッサム
インド原産の紅茶です。濃厚な味わい and コクのある香りが特徴です。

いかがでしたか?名前は聞いたことがあっても、はじめて意味を知った種類のお茶も多いのではないでしょうか!続いてはお茶にまつわるランキングを紹介します!

国別お茶の生産量・消費量ランキング

2022年度生産量ランキング

1位 中国  14,530,800トン
2位 インド  5,969,000トン
3位 ケニア  2,326,000トン

11位 日本     304,000トン

2020年度消費量ランキング

1位 中国  2,056,000トン
2位 インド 1,036,000トン
3位 CIS諸国   249,000トン

7位 イギリス 108,000トン
8位 日本    104,000トン

生産量、消費量どちらも1位中国、2位インドということが分かります。イギリスは紅茶大国のわりにはランキングが低いように感じますが、これは国土面積の影響であるようです…!続いては1人当たりの紅茶消費量ランキングを見ていきましょう!

紅茶、緑茶の国別一人当たりの消費量ランキング

紅茶

1位 トルコ      3.5㎏
2位 アイルランド  2.23㎏
3位 イギリス     2.07㎏

トルコは1人あたりの紅茶消費量が多いことが分かりましたね。濃く煮出した紅茶に、お湯を足して好みの濃さに調整し、砂糖をたっぷり入れて飲むのが一般的であるようです。また紅茶発祥の地として知られるイギリスは、やはり上位ランクインです。アフタヌーンティーなど、紅茶を優雅に楽しむ文化が根付いています。近年は、フレーバーティーやラテアートなど、様々な紅茶の楽しみ方が広まっています。

緑茶

1 位 日本     650g
2位 ベトナム    380g
3位 中国      320g
4位 インドネシア  200g
5位 モロッコ     180g

緑茶は別名日本茶ということもあり、 日本が1位ということが分かりましたね。個人的にはベトナム、インドネシア、モロッコが5位以内に入っていることが意外でした!続いては、緑茶に関する海外からの反応を紹介します。

緑茶に関する海外からの反応

輸出量増加


引用:農林水産省「茶をめぐる情勢」

平成18年(2006年)は輸出量が1,576トンであったのに対し、令和4年(2022年)は6,266トンと、16年で4倍近くも伸びています。

日本茶ブーム

アメリカのカフェでは緑茶や抹茶を扱う店舗が増加しており、日本茶ブームといえるような現象が起きています。ニューヨークには7店舗もチェーン展開をしている日本茶専門カフェがあります。

海外向けパッケージ


現在、40以上の国と地域で販売されている「お~いお茶」。2024年7月から欧州市場においてプラスチック製容器入り飲料において、キャップが容器から取り外せないよう義務化されること、プラスチック製容器が規制強化されることから、海外向けパッケージが2024年5月より、発売開始されました。お茶が今後世界でどのように広まっていくのか楽しみですね!

参考文献
(閲覧日2024年7月2日)
https://www.globalnote.jp/post-1255.html
https://www.brooks.co.jp/bob/various/20201216/
https://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokkyo/yosan/pdf/R2_02_001.pdf
https://www.provej.jp/column/overseas-development-of-japanese-tea/
https://www.matchaful.com/pages/about-us
https://www.itoen.co.jp/news/article/64909/

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