セカイコネクト

 
J219 (1)

わさびはもう日本のものだけじゃない?世界のわさび事情

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

わさびというと日本古来よりある伝統的な薬味で、あの鼻を抜ける爽やかさとツーンとした刺激が古くから多くの日本人に好まれてきました。 
食材のワンポイントでこんなに存在感がある食材はなかなかありませんよね。
そんなわさびは一昔前であれば、日本人だけが食べていた食材なのですが、最近では海外でも好んで食べられているという事をご存知でしょうか?
海外でも食べられるようになった発端は日本食ブームであり、それと同時にわさびはWasabiとして世界中に広がっていきました。最近では栽培まで行う地域も出てきているようです。
実際海外の友人にお土産で持って行った時にすごく喜んでくれたのを今でも覚えています。

そこで、今回は日本が誇るわさびの世界進出事情についてご紹介していきたいと思います。

画像引用:http://golden-zipangu.jp/

世界で広がるわさび栽培

wasabi1
画像引用:http://sugoitokyo.com/

さて、冒頭でも少しお話した通り、実は最近世界でワサビ栽培がおこなわれているという事をご存知でしょうか?
わさびの原産国は日本でありますが、ワサビの栽培には非常にハードルの高い条件が必要です。ワサビの生育には、10〜14℃の低水温と1年にわたって変化の少ない流水が必要という事で、水が多くなったり少なくなったりしてはいけないのです。これは水わさびと呼ばれ、水耕栽培によって栽培されます。私たちが普段お寿司やお刺身の薬味として食べているのは、この水わさびの根茎部分というわけです。
このように、ワサビの栽培には厳しい条件が必要なのですが、このような条件を満たす場所が徐々に減少してきており、日本国内のわさびの生産量は徐々に減少の一途をたどっています。
しかし、昨今は海外からの消費者から本物のワサビを求める声が増えてきており、現地で生産することができないかとの試行錯誤が繰り返されていました。

そこで、最近ワサビ栽培地として台頭してきたのがイギリスとオーストラリアそして、カナダです。

スクリーンショット 2016-02-17 11.12.41
画像引用:Wasabi Company HP

イギリスのニューハンプシャー州では、『Wasabi Company』という会社があります。ニューハンプシャー州は地下に帯水層があり、カルシウム分が豊富な地下水が潤濁に流れています。古くから、クレソンの水耕栽培が盛んであったのですが、ある日本人がこのクレソン畑を見て、ワサビの田んぼの様だといったことから、ワサビ栽培を試みるようになりました。その試みが成功して、クレソン畑とワサビ田の平行栽培が可能となったのです。

スクリーンショット 2016-02-17 11.13.53
画像引用:Shima Wasabi HP

また、オーストラリアのタスマニアにおいてもワサビの栽培が盛んです。タスマニア自体が古くから住んだ水があり、恵まれた海洋環境、肥沃な牧草地が自慢であり、自然派の農産物の生産地として最近では注目度が高まっています。わさびにおいても10年以上も前から行われており、『Shima Wasabi』 のブランド名で東南アジアにまで輸出され、人気のわさびになっているのです。

スクリーンショット 2016-02-17 11.18.47
画像引用:Pacific Coast Wasabi HP

カナダのブリティッシュ・コロンビア州においては、『Pacific Coast Wasabi』 社が、自社の企業秘密とされる独自の温室栽培技術により、世界的にも最高級とされるワサビをアメリカやヨーロッパに輸出をしています。

わさびは海外の食文化にも受け入れられてきている

00656-image (1)
画像引用:https://www.order-cheese.com わさびとチーズの融合 バジロン・わさび

近年では、海外において日本食以外にもわさびを有効活用できないかという事で、さまざまなわさび食品が生まれてきています。トウガラシやペッパーと違い、鋭くて優しい辛さが人気という事で、チーズに合わせたり、フルーツのシロップ漬けの中に入れたり、ビールに入れたりと様々な使い方が見いだされてきています。
たしかに、これらの食品にあのワサビの刺激というのは、よく合いそうな気がしますね。
さらには、パンナコッタ等のデザートに合うという話があったり、医薬品としての可能性があることから、今後世界におけるわさびの可能性は無限大とされています。

まとめ

さて、今回は世界におけるワサビの進出事情についてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?始まりは、日本食ブームから始まり、お寿司やお刺身の薬味として知名度を上げていたわさびが、今や世界各国で進化を続けています。
近い将来、世界中から発明されたわさびに関連する商品が、この日本にも逆輸入されて人気を博すことが来る日もそう遠い未来ではないのかもしれませんね。

セカイコネクト

 - ニュース 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

メッセージ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>