アメリカでは教育にも?!海外で愛される日本の “Origami”

アメリカでは教育にも?!海外で愛される日本の “Origami”

折り紙といえば誰しも幼稚園や小学校で一度は遊んだことがあるものでしょう。子供だけでなく、大人になってからも楽しむことができるお老若男女に愛される日本の伝統的なものの一つであるといえるでしょう。そんな日本では知らない人はいない折り紙ですが、海外でも人気だというイメージを持っている方は少ないと思います。今回は日本が世界に誇るそんな”Origami”についてご紹介します!

アメリカでは教育にも使われるOrigami

アメリカでは特に日本の折り紙人気が高く、それは世界中に1600人以上の会員のいる「Origami USA」という団体が存在するほどです。この団体は”Origami is for anyone, amytime, anywhere”(折り紙を誰でも、いつでも、どこでも)というメッセージを掲げ、世界中の折り紙ファン同士の交流や折り紙技術の向上、そして折り紙の楽しさを広めることを目的に折り方の解説や雑誌の掲載や販売、折り紙の本、折り紙の販売や折り紙講座、折り紙の展示会やコンテストなどのイベントの情報の発信を行っています。下の写真はニューヨークで毎月開催されている”Folding Sundays”の昨年の様子です。このイベントでは毎月全米の折り紙ファンたちが集まり、折り紙を通して交流しています。

出典:Origami USA – Folding Sundays

下の写真は2008年に開催されたイベント”Origami USA Convention 2008″の様子を映したものです。

出典:Gilad’s Origami Page

ロブスターやたぬきなど、細部までこだわった立体的な完成度の高い作品には日本人もびっくりですね。

さらに、実は折り紙は娯楽や作品としてだけでなく、アメリカではなんと教育のアイテムとしても利用されています。折り紙を通じて論理的思考力や創造力、空間把握力が養われることから、アメリカでは教育のために折り紙がとても良いとされています。実際、英語で書かれた教育のための折り紙本は数多く販売されており、日本人やアメリカ人が先生となる折り紙教室も全米で多く開かれています。また、折り紙による教育活動を促進する、“Origami for Education”という非営利団体も存在し、子供たちの教育だけでなく、健康を促進することを目的に活動しています。この団体ではアメリカの学校を訪問し、子供たちに折り紙の楽しさを教えるだけでなく、教育のツールとして子供たちの創造力や数理力を育むためにワークショップという形で無償で折り紙を教えています。さらに、コンテストの開催や毎年開催される大きな会合、折り紙に関する数理的な問題集の配布や教育のツールとしての折り紙が子供たちの様々な能力に与える良い影響に関する研究の実施や掲載など、他にも多くの活動を行っています。

出典:Origami for Education

またアメリカだけでなく、イギリスの”British Origami Society”やスペインの”Asociación Española de Papiroflexia”、中国のThe “Chinese (HK) Origami Society”、さらにイタリア、韓国、オーストラリア、ドイツ、ブラジル、コロンビア、インド、ロシア、そしてその他の多くの国にも折り紙団体が存在し、折り紙がまさに世界中で愛されているということが分かりますね。詳しくは以下のページを参照してみてください。

参考文献:日本折り紙協会

世界中で愛される日本の”Origami”の魅力とは?

紙一枚で、どこでも遊べる

折り紙に必要なのは折り紙一枚、むしろ折れる紙ならなんでも折り紙になります。場所を問わず、簡単に楽しむことができるのは折り紙の魅力の1つですね。

頭の体操になる

折り紙は脳を活性化させ、折り紙を折ることで論理的思考力や創造力、空間把握力を鍛えることができることから子供の教育や高齢者の脳の老化防止に効果的だとされています。

人との交流のきっかけになる

先ほど説明したように折り紙のファンは日本だけでなく世界中にいます。さらに、折り紙の団体やコミュニティも世界中に数多く存在することから老若男女に愛される折り紙という共通の趣味を通じて国境や世代を超えて人と人が交流するきっかけを折り紙は生み出しているといえます。また、家族や学校のクラスメイトとの共同作業や会話のきっかけにもなり、関係性を深めるきっかけにもなるのが良いところですね。

トップ折り紙アーティスト「ロバート・ラング博士」

出典:朝日新聞DIGITAL

ロバート・J・ラング博士はアメリカの物理学者で昆虫や動物の作品で有名な折り紙アーティストです。NASAで勤務した後にコンピューターを用いた折り紙数学の理論研究を本格的に始め、その第一人者となっています。現在はそんな折り紙と数学が融合した「折り紙工学」を用いて太陽電池パネルや災害用仮設住居、体内に入れる医療機器、車のエアバッグなど小さくたたんで大きく開く折り紙の技術を応用した製品開発に携わっています。以下はロバート・ラング博士を紹介するYouTubeの動画です。

まとめ

日本の折り紙は今や世界中で愛され、その作品として魅力や折る楽しさだけでなく、子供の教育から交流のツール、そしてその技術を応用した製品開発など、その用途は多様化しています。実際に折り紙はNASAの宇宙パネルや宇宙アンテナを折り畳む技術の開発にも応用されています。折り紙ってすごい!

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