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「東大卒」は世界では役に立たない?世界の大学ランキング

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以前から日本は学歴社会だといわれてきました。高度経済成長期のような熾烈な受験戦争ではないものの、今でも知名度や偏差値などさまざまな指標を使って有名難関大学を志向する学生や保護者、それを取り巻く社会環境が存在します。

一方、海外に目を向けると、日本のように『東大卒を頂点に高学歴であればよい』という社会通念とは少し事情が異なっているようです。受験制度や社会が学歴をどう捉えているのか、日本と海外では社会全体の意識に差が見られます。

ここでは、日本と海外では大学に対してどのようなイメージを持っているのか。社会にとって大学が持つ役割や意味とは何か。例を挙げながらご紹介します。

日本人にとって驚きの大学世界ランキング

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出典:livedoor.blogimg.jp

大学に対する評価基準は世界各国に多数存在しています。中でも現在もっとも大学評価において権威があるといわれているのは、イギリスのタイムズ・ハイヤー・エデュケーションによるものです。
一般に「タイムズ版世界大学トップ800ランキング」と呼ばれています。

2015年-2016年のランキングトップ10を見てみましょう。

1. カリフォルニア工科大学
2. オックスフォード大学
3. スタンフォード大学
4. ケンブリッジ大学
5. マサチューセッツ工科大学 MIT
6. ハーバード大学
7. プリンストン大学
8. インペリアル・カレッジ・ロンドン
9. スイス工科大学 ETH
10. シカゴ大学

アメリカとヨーロッパの主要国が有する大学に集中していることがわかります。カリフォルニア工科大学やオックスフォード、ケンブリッジ、ハーバード大学といった日本でもよく知られている大学が並びます。

『ハリー・ポッター』シリーズで知られる人気若手女優エマ・ワトソンは名門校ブラウン大学(51位)をこの前卒業していましたよね!
才色兼備で羨ましい!天は二物以上を与えすぎではないでしょうか笑

そして、日本社会では雲の上のような存在として圧倒的な知名度を誇る”東京大学”はトップ10に見つけることができません。

このランキングでは43位まで下って初めて日本から東京大学の名前を見つけることになります。
東大卒を特別視する私たちにとっては意外な結果に感じないでしょうか。

なぜこのような結果になるのでしょうか。

大学の国際競争力が重視される海外

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大学教育の世界を牽引してきたのがアメリカです。アメリカの主要大学は毎年のようにノーベル賞を始め世界的な研究成果を評価されてきました。海外の大学ではオリジナリティあふれる先進的な研究を進めているかどうかで評価が大きく分かれます。タイムズ版の世界ランキングでも評価基準の大きな柱に研究の国際競争力が据えられていることからもうかがえます。

受験制度に大きな違い

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大学として高度な人材育成をするためには、多彩な学生に門戸を開いている必要があります。日本では受験シーズンというと1月から3月に集中しています。しかも国公立大学を中心の受験を考える学生が受ける大学センター試験は年に1度のチャンスしかありません。

最近、東京大学で秋入学を導入する報道がありましたが、依然として日本の大学受験は季節も定まっており、やり直しのきかないものとなっています。

一方、海外では極めて柔軟な受験制度が採用されています。アメリカの大学受験で用意されている「SAT」という試験は高校生が合計7回まで受験することができます。試験時期や体調などに左右される試験のチャンスがいくつも広がっているため、「SAT」の成績から一番点数の良いデータを大学受験に使えます。また、「SAT」だけで合否が判定されるのではなく、高校の成績や課外活動の内容、大学によって課されるエッセイなど、総合的な選考となっているのが特徴的です。

このほかフランスでは暗記よりも思考力を問う「バカロレア」、スウェーデンでは社会人になっても大学で学ぶことができるよう成績に加えて職業キャリアが選考材料に使われます。

このように、チャンスをいくつも用意したり、幅広い世代に大学で学ぶ機会を作ったりと、海外では大学に対して社会が求める役割が極めて柔軟なものとなっているといえるでしょう。

まとめ

日本では貸与型奨学金が主流で、卒業生の滞納が社会問題化していますが、アメリカやヨーロッパでは教育を社会的な投資として考えて給付型奨学金が数多く用意されています。

今後は日本でも受験制度の改革や大学の研究が社会にいかに役立てるのかという視点が浸透すると、国際競争力ある大学が増えて世界ランキングの上位に食い込む可能性も出てくるかも知れません。
社会全体で貢献できる人材を育てるということが今後の日本の課題になってくるでしょう。

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