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【EUショック】マツダ大打撃…自動車株が軒並み下落

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欧州のハブ国であったイギリスのEU離脱は世界各国に影響を与えました。EU離脱から数週間経ちましたが日本も例外ではなくその影響を受け、対応に追われている企業が後を絶ちません。その中でも欧州に力を注いでいた自動車メーカーの現状に迫ります。

EU離脱ショックが日本の為替相場を襲った

イギリスのEU離脱により、代表的な輸出関連株である自動車株が大幅に下落しています。EU離脱ショック直前まで1ドル106円、1ユーロ120円を記録していた為替相場は、ショック以降それぞれ1ドル100円、1ユーロ110円へと円高が進行し、それに伴い代表的な輸出関連株である自動車株も大きく下落しています。円高は以前から進行傾向にあり、自動車株も下落しつつありましたが、日本の自動車メーカーの中には欧州事業への展開に力を注いできたところもあり、現在の欧州市場の混乱は自動車株の下落に直結しています。

マツダが半値以下に暴落

自動車株の中でも際立って下落しているのが、マツダです。
マツダは、2015年末終値と2016年7月8日の終値とを比較すると下落率は▲52%を記録しており、半値以下となってしまいます。
またマツダは、英EU離脱ショック以降の下落が特筆して明らかでもあり、EU離脱ショック直前の6月23日終値と7月8日終値の比較をすると、マツダの株の下落率は▲32%です。これは自動車株の中では他社と比べ圧倒的な数字となっています。

同2週間では、TOPIX▲7%、日産▲11%、トヨタ▲12%、ホンダ▲10%、富士重工▲16%、スズキ▲8%と下落しました。

他の自動車株は?

では、ほかの自動車株はどんな動きをしているのでしょうか。
同様に2015年末終値と2016年7月8日の終値を比較すると、マツダより大きく下落しているのは三菱自動車で、▲57%となっています。しかしこの原因は、一連の燃油不正問題とされており、一時的な下落といえます。

同期間の下落率はTOPIXが▲22%、日産自動車 が▲28%、トヨタ自動車が▲32%、ホンダ が▲37%、富士重工が▲35%、スズキが▲27%となっています。

なぜ数ある自動車株の中マツダが打撃を受けているのか

自動車株に中でも特にマツダの株が暴落した原因はどこにあるのでしょうか。マツダの業績動向を見てみます。マツダは2016年3月期に過去最高益(当期純利益を除く)を更新しましたが、一転して2017年3月期の営業利益は対前期比▲25%減となる予想です。しかしマツダの前提レートが1ドル110円、1ユーロ125円であるため、為替水準を計算するだけでは大きく減益する計画の達成はかなり厳しいものだといえます。 イギリスのEU離脱を予期していたとしても回避することは難しかったのではないでしょうか。

また、マツダの輸出比率は他社に比べて非常に高く、為替の影響は他社よりも大きいのは明らかです。マツダの欧州事業への依存率も高いといわれており、2016年度3月実績から見る欧州への輸出率は約20%で、自動車メーカーでは三菱自動車の約23%に次ぐ高さです。マツダ車のデザインや燃費性能が良いディーゼルエンジンは欧州で高い評価を得ており、欧州事業で苦戦することが多い日本の自動車メーカーの中でも、マツダは相応に利益をあげていると見られます。
こうしたマツダの欧州事業への依存性の高さが、現在の株価暴落につながっていると推測ができます。

これからの動向

株価下落の打撃を受けたマツダは、今後どのように立ち回っていけば良いのでしょうか。現在のマツダの株価はアベノミクスが始まった2013年1月とほぼ同じ水準にあるといわれています。円安を背景にした株価上昇が収まった今だからこそ、マツダの真価が問われるところでしょう。

まとめ

イギリスのEU離脱ショックを期に苦戦している日本の自動車メーカーと、株価下落問題ですが、特に大きな影響を受けていると見られるマツダが今後の欧州事業にどのような対策を立てていくのか、多くの投資家が注目していることでしょう。

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