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インドネシアと日本の販売方法、8つの違い【スーパーマーケット編】

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インドネシアは、中間所得者層が増えている事から、日本企業の進出先としても着目されています。

ただ、小売店で販売されているような商品は、あまり多くなく、あったとしても大手企業の商品が主です。大手企業商品はすでに、現地の商習慣や購買文化に従って販売されているケースが多く非常に高い評価を受けています。

インドネシア市場については、以前ご紹介させて頂いた中間所得者が10年間で12倍!とにかく内需が拡大インドネシア市場をご覧ください。

特にブロックMという日本レストランやスーパーが多い地域では、日本商品が多く販売されていますが、この中で誰もがよく行くスーパーマーケットでは日本の販売方法と何が異なっているのか?
今後、インドネシアに進出を考えるのであれば知っておきたい情報でもある『どんな売り方をしている?』という情報を提供します。

1.どのようなスーパーマーケットがある?

1-1.日本人の定番スーパーといえば、『パパヤ』

ジャカルタで日本食を扱うパパヤというスーパーは、ジャカルタ市内に3店舗あります。

食材やお惣菜はもちろん、洗剤などの日用品や日本人観光者向けのインドネシアお土産韓国食材も販売されています。ここでの定番の商品は、インドネシア産チョコレートやジャコウネコのうんちからできたコーヒーがお土産品として人気です。
実はインドネシアはカカオ豆生産国ランキングにおいて、コートジボワールに次いで世界2位で、カカオのイメージが強いガーナは3位、ただ、カカオ豆が各国へ輸出され各々の国でチョコレートとして生産されるため、Made in Indonesiaと見かけることは中々ありません。

ここでの日本食材の価格は平均的に3倍~4倍で販売されています。
例えば
– インスタントラーメンは23.000ルピア(約233円)
– チャーハンの素は32.500ルピア(約325円)
– おにぎりが10.900ルピア(約109円)

パパヤカップラーメンPNG

お刺身やお寿司は日本と変わらない価格帯です。
日本食レストランではもちろんレストランのグレードにもよりますが、日本食材を買い料理すると、外食した方がよっぽど安上がりかな。という印象もあります。

このスーパーの二階には、ダイソー、モスカフェ、ホワイト急便(クリーニング)があり、他にもDVDレンタル屋、古本屋さんがあります。ダイソーはRp25000(250円)均一と日本とは価格は異なります。

通常スーパーに販売されている商品で、日本製品には二種類あります。
日本店頭で売ってる商品と全く同じもので、裏の成分表示にシールを貼ってあるもの。
あるいは、ブランドは日本だけど、マレーシアやシンガポールで製造されてるもの。成分表示はインドネシア語あるいは英語。
もちろん日本から輸入したものの方が値段は高いですが、商品の置いてある場所は競合商品と一緒です。

このスーパーは特に日本人の利用が多いようで駐在員の方にも人気があるそうです。

1-2.現地の方がよく行くスーパーマーケット

現地の方がよく行くスーパーとしては、下記の3つのスーパーが主流です。

・giant(ローカルブランド)
・カルフール
・Hero

比較をしてみると…。

【売り場面積の大きさ】
giant < Hero < カルフール 【日本食材の数】 giant < カルフール < Hero 【価格帯】 giant < カルフール < Hero という形になっています。

1-2-1.giant(ローカルブランド)

海外に行った事がある方は、見かけた事があるかもしれませんが、スーパーに家電が多く販売されています。
ただ、giantにはフライパンや鍋などの基本的調理器具はありますが、家電は扱っていません。
立地もgiantは、マンションの一階に入っているような店舗が多いです。
といえど、人口2億4千万人の国。ここで買い物している人々だって、インドネシア中を見渡すと中の中、中の上の生活をしている人々だと感じます。

ちなみに、市場(パサール)に行くと、お野菜や果物等の食料品はもう少しお安く買えるそうです。
ただ、渋滞が半端ないこの都市で、わざわざ時間をかけて日々市場(パサール)まで買いに行くことはなかなかできません。

1-2-2.カルフール

世界的チェーンスーパーです。
また、家電はカルフールが断然種類豊富です。
ブランドでは、ナショナルブランドからローカルブランドもあり、値幅も広いです。
家電PNG

1-2-3.Hero

中高級のショッピングモールの地下一階に入っていることの方が多く、海外からの食品も扱っているため、在住外国人の姿も多く見かけました。

日本食コーナーもあり、商品は「やまさ」のダシや醤油、つゆなどの調味料が多く占めています。

日本でいう紀伊国屋のような雰囲気です。
地元ブランドが集まるモールに入っていることが多く、買い物客もより一般庶民のような雰囲気です。
ターゲットでいうなら、ローカルの富裕層。あるいは在住外国人だと思います。
日本人は日本商品を買いたい時には、パパヤに行くことが多いと会話から感じます。
それだけ、パパヤ=日本食方程式は現地にいる方には強い認識となっています。

2.販売方法は日本とどう違う?各スーパーの販売方法

①試食がスタンドが多い(カルフール)

S&Bがカレーのルーを実際調理する試食スタンドを設けていました。
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②商品ごとのユニフォームを着た専属の販売員がいる。(カルフール)

粉ミルクやコーヒー売り場、子供のおむつetc….
カルフールの販売員とは違うユニフォームをきた、その商品専属販売員がいます。
商品を見ていると声を掛けてきてくれたり、質問すると答えてくれるようです。
写真はバレンタインが近いので、チョコレートを販売促進する専属スタッフがスタンドを用意し、商品を補充していました。

③ハラールマーク(カルフール)

試食コーナーを設けているS&B商品のパッケージを見ると、made in Japan。そしてNo meatサイン。nomeatPNG
ハラールマークは特にありません。
お肉が含まれていないので、ハラール認証が無くてもいいのでは?と思う方も多い気がします。

インドネシアではハラール認証がついている化粧品もあります。
それを考えるとハラール認証サインあった方が、得られる信頼度が大きいことは間違いない事実ではあると思いますが、そうは言っても2億4000人いたら、2億4000通りの信仰の仕方があります。

ハラール認証が無いと安心できないと思う人もいれば、お肉入ってないならいいじゃない❓と捉えている人も多いのでは?と。
そこでこのNO Meatサイン。結構ポイントになっていると感じます。

④小分けパッケージでの販売をしてる。(HERO)

日本の代表的調味料である味の素。
日本では小さい瓶に赤いキャップだったと思うのですが、こちらでは随分とサイズ展開が豊富ですよ。
100g、150g、250g、500g、1kg…。
PNG味の素
ちなみにこれはインドネシアローカルの調味料でも同じことが言えます。
インドネシアの売り方に味の素が対応した形ではと思います。

⑤輸入商品も現地アイドルとコラボでの商品(HERO)

日本でもお馴染みのグリコポッキーは、地元アイドルJKT48とコラボして販売促進。
3つのフレーバーがあります。お値段約67円です。
JKTPNG

⑥buy 1 get 1 for freeやbuy 2 get 3rd for free(HERO)

1個買うと1個無料や、3個買うと1個無料というような販売方法です。
(Meijiのチョコ写真参照)Gratisとは、無料という意味。
これは食品だけではなく、日用品にもよく見かける光景です。
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⑦輸入調味料を現地の料理向けにレシピが配布されている。(HERO)

HEROでは、高級感があり販売促進をあまりしていないように感じます。
ただ、輸入商品が豊富で単価の高い商品が陳列されています。
その多くは、「やまさ」のダシや醤油、つゆなどの調味料が多くを占めました。
日本の調味料といえど、「日本料理を作りましょう」ではなく、「この調味料はインドネシア料理にも使えますよ」という雰囲気を出すためでしょうか❓小さいレシピが付いていました。
現地飯レシピPNG

⑧成分表示(HERO)

ヤマサの醤油、他の調味料は、キッコーマンのmade in Singapore製品とは異なりproduct of Japan。裏にシールを貼り、成分表示しています。
面白いなと思ったのが、マレーシアから日本へ輸入されているお菓子が、インドネシアのHeroで売られていたこと。
日本に輸入されている商品なので、パッケージは日本語です。あたかもproduct of Japanのような雰囲気があります。

3.まとめ

このように、現地の消費者にあった販売方法をどこのスーパーマーケットでもとっています。
日本商品を広めるにあたって、『価格が合う』だけではなく、売れる商品にするためにも、このような工夫が必要であると感じます。
これは、決してインドネシアだけではなく全世界共通で言える事ですし『海外に展開』ではなく『この地域で展開』と言ったような、それぞれのマーケットを知る事が大事であると感じます。

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