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【簡単】3分でわかる”ハラール認証と取得方法”

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「ハラール」とは、食品や化粧品、衣類、その他様々なものが、「イスラム法(シャリーア)」において「合法」であり、食べたり使用する事が「許されているもの」になります。

イスラム法とは、聖典のコーランの規範を体系化したもので、合法、違法は、ムスリムにとって非常に重要なことなのです。

イスラム教では豚肉やアルコールなど、多くのものが禁止されています。商品になった状態だけではなく、原材料はもちろん、ゼラチンなど加工品の状態や調味料の場合でも禁止になります。また、製造の過程などにも決まりがあり、一般の消費者では確認が難しい部分もあります。

そのため、「ハラール認証」を取得して、商品にハラール認証のマークが表示されていれば、合法であると、ムスリムも安心して手に取ることができます。

逆に、法で許されないものは、「ハラーム」と呼ばれます。

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*「ハラール」の解説に入る前にイスラム教についておさらいしましょう。

イスラム教(イスラーム)は、現在のサウジアラビアが発祥で世界の3大宗教(キリスト教、イスラム教、仏教)の一つに数えられる、影響力の強い宗教です。
イスラム教の「神」は、「アッラー」と呼ばれ世界の人口の20%に相当する12億人がイスラム教を信仰しています。
次にムスリムとは、イスラム教徒を意味するアラビア語です。総じてイスラム教徒はムスリムと呼ばれます。
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ハラール認証をわかりやすく解説

1.ハラール認証の仕組みとは?

例えば、輸出する場合です。輸出先の国にハラール認証機関、団体があります。そこが輸出する側の国に存在するハラール認証機関を指定している場合、その機関、団体に申請して審査を受けます。

輸出先の国によって認定機関や内容、基準が多少違うので、ここは注意が必要です。

また、中東の湾岸協力理事会(GCC)に加盟している国の場合、輸入する際にハラールであるか確認する制度になっているので、認証マークの表示がなくても基本的にハラール製品が流通しています。現在はサウジアラビア、UAE、バーレーン、オマーン、カタール、クウェートが加盟しています。

2.ハラール認証はとても厳格

ハラールとして認定されるには、厳しいチェックが必要です。

・原材料、使用する調味料や添加物、まず、これらがハラールの必要があります。
・製造ラインや設備などの製造する工程
工場の建物の場所はもとより、製造する設備も、ハラームと接触しない状態が求められます。
製造ラインもハラール専用にしているなど、やはり厳しい審査となります。

・衛生設備や保管状況
包装の材質にもハラール性が求められ、保管の際もハラームと接触していないか、などを審査します。

また、食肉のと畜もイスラム法に基づいた方法で、ムスリムによって行われます。牛や羊などは禁止されていない肉ですが、と畜の方法がイスラム法に則してない場合は、ハラームになってしまうなど、審査は厳しいです。

主な項目を挙げましたが、このように原材料からその他の材料、製造設備や保管を経て、エンドユーザーに届くまで厳格な決まりがあります。そしてこの審査に通れば、ハラール認証書が発行されてハラール認証マークを商品に表示できるようになります。

ただし有効期限があります。全機関や団体で統一されていないようで、製品などによっても違うため、話し合いでの決定が一般的なようです。

3.増えるムスリムは大きなマーケット

今後、ムスリムの人口は増えていくと予測されています。2020年には約19億人、2030年には約22億人になると試算されています。また、食品の他にも医薬品や化粧品、衣類などもハラール性が求められています。ムスリムの人口と、ニーズに上手く合うものを考案すると、消費者の多い非常に大きなマーケットになります。

この市場には注目が集まっているようで、日本の食品業者のハラール認証取得は、2011年と2012年は、それぞれ約5件でしたが、2013年には約20件、2014年には約30件と急速に増えました。これだけでも今日本企業から注目を浴びている市場というのがわかりますよね。

今後は、イスラム諸国への輸出や、非イスラムの各国内で、ハラール製品の販売が世界中で進んでいくのかもしれません。

まとめ

世界人口の5分の1を占めるイスラム諸国は市場価値が非常に高く、参入すれば大幅な利益を見込めることはほぼ確実でしょう。ですが参入障壁が高いため未開拓の地とされている、またイスラム諸国は国際問題に発展するトラブルが多いことも懸念の材料とされているでしょう。政治的に不安定な点は否めません。
ですが、イスラム諸国は基本的に親日です。19世紀イスラム諸国がヨーロッパに支配されていく中、小さな島国である日本がロシアに打ち勝ったことでイスラム諸国からヨーロッパ帝国主義に抵抗する希望の光となったことが要因の1つです。
また、日本は第二次世界大戦で疲弊したにもかかわらず今では世界でトップクラスの経済大国に復興したこと、アメリカの植民地主義に屈せず独立を守った日本の歴史や皇室の伝統を尊敬しているからです。
特にイランでは日本がアメリカの対イラン封じ込めに必ずしも同調しなかったことが、イラン政府の日本に対する信頼となっています。
日本のドラマ、漫画やアニメなどポップカルチャーが非常に人気なのも要因の1つでしょうね。

ムスリムにとって、ハラール認証マークは重要な意味を持つため日本企業が積極的に海外マーケットに参入するにあたって、イスラム教について理解を深め、尊重することも必要ですね。また、認証をとることに注力しすぎて肝心な海外の販売先がないといったことがないように、先に海外のバイヤーを獲得する方がいいでしょう。

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