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知ってるようで知らない「越境EC」とは?

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現在、日本では、大人だけでなく子供もスマートフォンを所有する時代になっています。
「メディア定点調査2017」(博報堂メディア環境研究所)によると、日本のスマートフォン所有状況は77%を越えています。 日常生活においてインターネットを利用することも、もはや当たり前の時代です。
様々なことをインターネット上で済ませることが可能になりました。買い物もその一つです。
多くの人が、クリック一つで欲しいものを購入しています。
このように、インターネットが普及し、スマートフォン利用者が増加している今、注目を集めているのが「海外EC」「越境EC」です。

■越境ECとは

「EC」とは、Electronic Commerce (エレクトロニックコマース)の略です。
インターネットサイトなどを通じて消費者に商品を販売するオンラインショップを指す言葉です。
つまり「海外EC」「越境EC」とは、国境を越えて海外に向けて商品を販売するネットショップのことです。
インターネットやスマートフォンは、日本のみならず世界中に普及しつつあります。
世界中で、誰でもどこにいてもネットで物を買うことができるのです。
裏を返せば、今いる場所で、誰でも世界を相手に商品の販売を展開できるということになります。
日本では、近年外国人観光客が増加し、インバウンド市場が急激に拡大しています。
訪日した際に日本で購入したものが気に入り、リピーターとして「越境EC」を利用したり、訪日した人から土産としてもらった日本製品を「越境EC」で購入するということも起こってきます。
こういったことで、それまでなかった場所に市場を獲得することができるようになるケースがあるのです。
より多くの人の目に触れる「越境EC」に出店することで、チャンスが広がる可能性があるのです。
現時点ではインターネット普及率が40%台のアジア諸国、30%台のアフリカ諸国に、今後インターネットが普及していくことを考えれば、ネット市場は更に拡大していくことが予測されます。
可能性はますます広がっていくのです。 厚生労働省によると、近年日本の人口は横ばいに推移しており、人口減少の局面を迎えています。
それにより、国内の消費が低下していくことが予想されます。そのため、海外の市場を開拓することに関心が高まっているのです。
こうした国内の現状も「海外EC」「越境EC」に注目が集まる要因となっていると言えるでしょう。

■越境ECのメリット

上記のように、販売地域を拡大させ、新規の顧客を獲得できること以外にも「海外EC」「越境EC」には利点があります。
ECはオンライン上で商品を紹介し、注文が入ってから発送するというスタイルです。
これにより在庫リスクを減らし、出店コストを抑えることが可能になります。
海外に直接出店するとなると、それにかかるコストや現地での運営方法など、負担は自国におけるそれとは比べ物にならないでしょう。
「越境EC」によりそういった負担を軽減できるのです。
既に海外に拠点を持っていたり、多額の投資が可能な大企業でなくとも、海外の消費者や企業と直接取引することも可能です。
そのため、中小企業が海外への進出を図るにあたって有効な手段にもなってきます。
消費者にとっても、わざわざ現地に足を運ぶことなく、商品を手軽に入手できる便利な手段と言えます。

■越境ECで注意すべき点

このように、その可能性や利便性から注目を集める「海外EC」「越境EC」ですが、出店にあたって注意すべき点も当然あります。
まず、海外の消費者や企業が相手ということで、全てをその国の言語に翻訳するなど、取引する国に合わせた対応が必要です。
その国で使用できるクレジットカードに対応したり、その国へ発送する手段を確保したりといったことも事前に準備しておくことが求められます。
衣服などでは日本国内と海外では規格が異なることも多いので、そういったことも調べておくべきでしょう。
代金・商品の回収リスクも念頭に入れておかなければなりません。
支払いに偽造クレジットカードや他人のクレジットカードが不正に使用されるケースがあります。
日本国内であれば代金引換サービスで上記のトラブルを避けられますが、海外ではそういったサービスがありません。
当然、代金・商品ともに回収できないリスクが国内のそれより高くなります。
また、オンライン上とはいえ商品が国を越えて取引されるので、取引に適用される法律の知識が必要ということも忘れてはならないでしょう。
適用される法律は、消費者の国の法律とされる可能性が高いと言われています。
日本国内では問題なくやり取りできた物が、ある国においては違法になるといったことも起こりうるのです。
ただ、以上の問題もきちんと対策を立てることでクリアすることは可能です。
まず事前に対象となる国についてよく下調べをし、専門知識が必要な分野においては「越境EC」サイトを制作する企業の力を借りるなどして入念に準備をするのです。
代金・商品の回収については、身分証明書を送ってもらうようにするか、銀行振込にすることでリスクを軽減できる可能性があります。
海外に直接出店する形に比べれば負担やリスクは軽減されるものの、やはり事前の準備やリスクについてきちんと把握しておかなければならないことは変わりありません。
注目を集めている今、「越境EC」の利用はどんどん拡大していくでしょう。
出店数が増加することで競争相手も増え、買う側の商品を見る目も厳しくなっていくと考えられます。
出店すれば誰もが利益をあげられるというわけにはいかないでしょう。

■まとめ

「越境EC」を利用して日本製品を購入する消費者は、「日本でしか買えない物」「送料や手数料を考慮しても、自国で買うより日本で買う方が安い物」「日本製などの信頼できる正規品」の3つの物を求めていると言われています。
その中でも、国によって需要の高い物には違いがあります。中国では日本の化粧品や食品、ベビー用品などを購入する人が多いようです。日本人と体格が似ているアジア諸国では衣料品も売れています。
このように、国によってもニーズが異なるので、売り出したい物がどの国に合っているかを見極めるのも大切なことでしょう。
新しい可能性を求めて「越境EC」に出店することは素晴らしいことだが、可能性の面だけでなくリスクに目を向け、準備に手を抜かずに臨むことで、活発な取引を実現していただきたいものです。

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