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世界で遅延証明書を発行するのは日本だけってホント?

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日本の鉄道の正確さは世界一といわれています。とりわけ東京や大阪をはじめ大都市では、1秒単位で電車がやって来るのが当たり前です。

たまにダイヤが狂うと大パニックになるほど、時刻に正確な運行であるのが日本の鉄道会社の素晴らしさでもあります。

社会として日本では時間厳守が常識の文化です。とくに電車がちょっとでも遅れると乗客に向かって車内アナウンスで謝罪することもよくあります。

5分、10分単位の遅れが珍しい日本で発行される、遅延証明書。一枚の紙に秘められた不思議な世界をお伝えします。

そもそも遅延証明書とは?

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大都市圏に住んでいて通勤や通学に電車を利用している人なら一度は受け取ったことがあるかもしれません。遅延証明書は、列車が遅れたことを証明するため鉄道会社が発行する書類です。

電車が遅れてしまったとき、駅の構内やホームで手の平サイズの遅延証明書を受け取ります。日付のほかに電車がどれぐらい遅れたかがわかるようになっています。

これまで紙が主流でしたが、最近では鉄道会社の公式ウェブサイトで遅延証明書を発行するところも増えてきました。ただ、実際に遅延した電車に乗っていたかどうかまでは証明できないので、日本での使われ方にはそぐわないといわれる場合もあります。

画像引用:http://careerpark.jp/5051

遅延証明書があれば何でも通るのか

遅延証明書さえあれば会社や学校に遅刻しても大丈夫。そんな雰囲気が日本にはあります。

ただ、「電車が遅れました」ではきちんとした理由として認めてもらいにくい、というのがそもそもどうなのでしょうか。

事実、「遅延証明書=遅刻なし」というわけではありません。

鉄道会社は「電車が遅延したことを証明」しているだけなので、会社が学校へ当人が遅刻したかどうかは関係ないからです。

法的にも遅延証明書を持っているからといって遅刻をなしにしてもらえるような効力はありません。

海外にも遅延証明書があるってホント?

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電車が遅れて遅刻した理由に遅延証明書が必要という考え方はとても日本的な感じがします。

悪用する人もいるのかもしれませんが、そこまでして証明しないと信じてもらえないというのも違和感を感じますね。

ただ、遅刻がなかったことになるわけではなく、電車が遅れたという事実は変わりません。

海外では、日本に比べて電車の遅れが日常茶飯事なので、なにをいまさらといった感じなのかも知れませんが、ヨーロッパやアメリカをはじめ、世界の鉄道会社でも遅延証明書を発行するところがあります。

イギリスやフランス、スペインやアメリカなど、主要な先進国で遅延証明書を見ることができます。

遅延したから一律に発行されるのではなく、天候や人身事故以外で鉄道会社の原因(電車の接続の遅れ、使用機材のトラブルなど)による場合だけというケースも少なくないようです。

遅延した事実が大切なのか、それとも運行会社側の理由が大切なのか。このあたりは日本と海外の時間に対する感覚の差がよく出ているともいえますね。

海外で日本のような遅延証明書は無理?

5分や10分でも遅れたら遅延証明書がすぐ発行される日本の感覚で海外でも取り扱いが始まったとすると、どんな状況になるでしょうか?

ネットの声を拾うと「もし、うちの国で日本のような遅延証明書があったら、偽造したり売買されたり、大変なことになるよ」とか「遅延証明書があったって、大幅に遅れるのが当たり前なんだから、意味がないな」とか、日本では考えづらい話が出ています。

もちろん、日本でも自分が乗っていない電車の遅延証明書を使って遅刻の処理をしてもらうと、詐欺罪に問われることもあるので絶対にしてはいけません。

それよりは、もっと日本人が会社や学校と言った大きな組織について、少しだけでもおおらかな気持ちで捉えられるようになるほうが大事かもしれませんね。

まとめ

日本では当たり前のように日々発行されている遅延証明書。海外との温度差、というより、そもそも電車が遅れるのが当たり前かどうかという前提が大きく違うのがポイントかも知れません。ちょっとぐらいの遅刻で、書類を持って証明しなければならない日本。時間に厳密な日本って素晴らしいのですが、もうちょっとだけあえて余裕のある部分もあっていいのではないかなあと思います。

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